【資格関連】PADIダイブマスター取得レポート1 ~ダイブマスターに関する基本情報~

スキューバダイビング




PADI ダイブマスターを取得しましたので、その時の経験をレポートしたいと思います。





■PADI ダイブマスターとは?

●1.そもそもダイブマスターとは?

簡単に言ってしまえば、スキューバダイビング指導団体であるPADIが認定する
『プロフェッショナルのダイビングライセンス(Cカード)』です。


いろんなコースがあり結構わかりにくいので、なるべく簡単に記載します。
PADIではダイビングライセンス(Cカード)を大まかに以下のようにまとめています。
 ・プロコース
 ・アマチュアコース


プロコースは7つあり、アマチュアコースは、3つあります。
その7つあるプロコースのうち、一番下のランクを「ダイブマスター」と呼びます。

数ある条件を満たすことでダイブマスターとして認められるわけですが、
ダイブマスターはプロダイバーへの最初のステップなので、単に合格・不合格ではなく、きちんと育成するという意味合いが強いです。

なお、講習を行えるようになるには、3つ目のランクである「オープンウォータースクーバインストラクター」の資格を取得しなくてはなりません。
過去に100回以上の潜水経験があり、インストラクター開発コースを卒業しインストラクター試験に合格することで、オープンウォータースクーバインストラクターとなり、晴れて単独で講習を行えるようになります。




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●2.ダイブマスターを取得すると何が出来るのか?
ダイブマスターは”プロライセンス”であるということは、ダイビングに興味を持っている方であればある程度ご存知かもしれません。
しかし実際、”そもそもダイブマスターを取得すれば何が出来るんだ?”という人も多いと思います。
ここではダイブマスターを取得することで出来ることと出来ないことを、なるべく詳細に記載したいと思います。


まずPADIの立場では、ダイブマスターが出来る事として以下のことが紹介されています。



ダイブマスターが出来る事
 ・PADIインストラクターのアシストができる。
 ・PADIスキンダイバーコースとスノーケリングの監督を単独で実施できる。
 ・認定オープン・ウォーター・ダイバー以上の認定ダイバーのスクーバ・リビュー・プログラムを実施できる。
 ・PADIディスカバー・ローカル・ダイビングを実施できる。
 ・PADIディスカバー・スクーバ・ダイビング・リーダーの資格がある場合は、単独でプールもしくは限定水域でディスカバー・スクーバ・ダイビング(DSD、体験ダイビング)を実施できる。


簡単に要約すれば、”ダイブマスターのライセンスだけでは単独で何もできない”ということですww。

「スキンダイバーコースとスノーケリングの監督」とは簡単に言えば、スキューバダイビングではなく、シュノーケルをする人を単独でガイドするということになります。
「ディスカバー・ローカル・ダイビング」とは、”そのダイブマスター認定された限定水域でのファンダイブのガイド(だけ)”であり、あまり現実的ではありません。
簡単に言ってしまえば、ダイビングショップが忙しい時の、人手補充要員程度で、出来る事は非常に限られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




●3.ダイブマスターを取得しても出来ないこととは?
ダイブマスターが出来ない事
次に、ダイブマスターが出来ないこと、つまりインストラクター(OWSI以上)に出来ることは、以下になります。

・ダイバーの認定
・ディスカバー・スクーバ・ダイビングを単独で実施

ダイバーの認定とは、オープンウォーター、アドバンス、レスキューダイバー、ダイブマスター受講者のスキルを評価し、「あんたOK!」と言って認定することです。
ディスカバー・スクーバ・ダイビングとは、簡単に言えばファンダイビングを行いたい人たちを引率してダイビングすることです。
つまりPADI基準では、ダイブマスターはあくまでもインストラクターへの登竜門と位置づけとなっています。

 


●4.ダイブマスターを取得することの意味
ココからはあくまでも私の主観ですが、ダイブマスターを取得することの意味は、以下の2つがあると思います。
・スキューバダイビングのライセンスを取得することで、スキューバダイビングの仕事をしたいと考えている人。
・スキューバダイビングのライセンスを取得することで、”有意義に”にダイビングをしたいと考えている人。

私が考える”有意義”とは、以下の事ではないかなと考えています。
プロレベルの知識と技術を身に付けることにより、
ファンダイブする時に自分自身が他人に対して迷惑を掛けず、
水中生物や珊瑚を傷つける可能性を減らし、
そして一緒に潜るダイバーが困っている時に少しでも役に立つ
ですかね。


このように考えるようになった理由は、
『水中は陸上と違い、ヒトが生息できない領域にスクーバという特殊な機材を装備して、その世界へ飛び込むわけなので、一歩間違えれば自分自身を死に至らしめるという危険を常に持ち合わせている』
からですかね。


スキューバダイビングを始めた頃は何も考えていなかったのですが、ファンダイビングをしている時にショップの人にレスキューダイバーを勧められたのもきっかけですかね。
「もしダイビングに興味があるのならば、出来ればレスキューダイバーも取得してほしい。これは相手が事故・トラブルに陥った時、どのように対処するかを学ぶスキルなんだけど、実はこれは、自分がファンダイビングをする時に、他人に迷惑をかけないようにするための技術を身に付けるものなんですよ。」
と。実際自分自身で自分を守ることが出来るようになってようやく、他人を助けることが出来るのかなと思います。


ダイビングはお金が結構かかるので、始めはあまり真剣に考えていなかったのですが、
半年間ほどダイビングをする機会がないのであれば、リアクティブダイバーになるのが嫌だったので、レスキューダイバーを取得してみようと考えていました。
(※リアクティブダイバーとは、半年以上ダイビングから遠ざかっているダイバーのこと。ショップによってはファンダイビングをする前に、1本”思い出しダイブ”をしなければならないところもあるようです。)


まあそういう意味でも、ダイブマスターはプロへの登竜門というよりも、自分が他人に迷惑をかけないようにするための、スキルアップという意味合いの方が強いですね。
(実際プロを目指していない人の大半が、同じ考えの様です。)
なのでインストラクターになるためだけでなく、ファンダイバーの立場から考えても、
ダイブマスターになる価値はあるのかなと思います。
(あとはサイフとの相談ですね)



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




5.ダイブマスターを取得しようと決意した理由
 今までいろいろと書いてきた訳ですが、ダイブマスターを取得する理由は人によってそれぞれだと思います。
 ココでは私がダイブマスターを取得する経緯に至った理由をご説明します。

1. スキューバダイビングのスキルアップをしたかったため
 詳細は上記に記載した通りになります。

2. 何もすることがなかったため。
 昨今のコロナ禍の影響により、2020年3月より海外旅行に行けなくなってしまいました。
 2020年は国内で未だ行ったことがない魅力的な所に行くことが出来たので満足でしたが、2020年中にほとんど行ってしまったので、2021年は全くすることがありませんでした。
 ダイブマスターを取得するには、一般的に6日ほどかかると言われており、日数を分割して取得する人も多いので、思い切って長期休暇を利用して取得しようと決めました。

3. あまりお金を使っていなかったため。
 確かに無理して使う必要もないのですが、毎年旅行でたくさん使っている旅行費を今年はほとんど利用していませんでした。
 なのである意味使うチャンスだと思い、ダイブマスターを取得しました。

4. ダイビングショップが割引していたため。
 レスキューダイバー取得の頃からお世話になっているダイビングショップが創立20周年ということで、割引セールを行っていました。これは願ってもいないチャンスということで、ダイブマスター講習をほぼ決定づけました。
 もう一つの理由としては、レスキューダイバーを取得したのが6年前、5つのスペシャリティとマスタースキューバダイバーを取得したのが3年前だったので、3年周期でちょうどいいかなと思った次第であります。

5. 3年前に一緒に潜ったダイバーが、ダイブマスターになっていたため。
 その人は当時オープンウォーターでした。ダイビングが終わった後にLINEを交換しました。一定期間ごとにLINEプロフィールが変わっていたのですが、気が付けばダイブマスターになっていました。それに影響されたといっても過言ではありません。

ということで、ダイブマスター講習で実際に体験した内容のレポートは次回に続きます。


 

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