自強(ズーチャン)号 嘉義(チャーイー)駅にて
※当時のレート 1TWD ≒ 3.5円
2018年3月23日
午前1:00
定刻通り、飛行機は台湾桃園(タオユェン)国際航空に到着。
台北6:10発の列車に乗りたいため、6:10までに台北駅に行く必要がある。
ここから一番近い台湾鉄路の駅は桃園駅だが、行き方を調べてなかったし(高速鉄道の桃園駅とは場所が異なる)、台北駅をスタートにした方が何かといいかなと思ったので、台北駅へ行くことに。
台湾桃園(タオユェン)国際航空から台北駅行のバスは、深夜帯でも1時間に数本運行している。
國光客運のバス(1819系)
台湾桃園(タオユェン)国際航空から台北駅までは約40分で、駅には1時間ほど前に到着しておきたかったので、4:20発のバスに乗ることに。ということでそれまでは空港内で適当に仮眠をとって時間を潰す。
ちなみに料金は125TWD。
4:20発のバスに乗って5時過ぎに台北駅に到着。
台湾鉄路の乗車券は、以下の方法で購入が可能。
1.窓口で買う
2.長距離区間用の自販機で買う。
3.近郊区間用の自販機で買う。
(※インターネット、コンビニでも購入できますが、ここでは省略します)
近郊区間用の自販機は、文字通り近郊区間しか買えないのでダメ、
長距離用の自販機は午前6時にならないと利用できないのでダメ、
ということで仕方なく窓口に行って購入することに。
最初の目的地は隆田(ロンティエン)。隆田は小さな駅で特急列車は停車しないため、まずは嘉義(チャーイー)駅まで行く。
ちなみに中国語で”駅”のことを『車站(ツァーヅァン)』という。現地で一度も発音しなかったが…。
台北~隆田(ロンティエン)までの道のり
最初の目的地、隆田
これが自動券売機(後日撮影)
中国語は全く話せないので、以下のように自分が乗りたい区間、列車名、列車番号、時間帯をスマホに記載して見せた。
自強 51
台北~嘉義 6:10~9:39
どうやら台北駅の窓口は英語が通じるようだ。すると、
「残念ながらもう座席はありません。」
と言われた。
「…(え、マジで?こんなに時間早いのに?)」
「次の列車は何時に嘉義(チャーイー)に到着しますか?」
と言うと、
「次の列車の嘉義(チャーイー)の到着時間は10:30です。他の方法としては、HSR(台湾高速鉄道)がありますよ。」
と言われた。
いきなりHSRを使う訳にはいかないと思ったので、
「ちょっと考えさせてください。」
と言ってその場を離れた。
「う~ん、どうしようか?」
と思いながらおなかが空いていたので、コンビニに行って腹ごしらえをしながら考えた。
「…(HSRを使うのは面白くないので、嘉義(チャーイー)到着10:30の列車でいいや。)」
ということで、もう一度切符売り場の窓口へ。
午前5時の台北駅
今度は別の人が対応してくれた。
先ほどと同じように行き先を書いたスマホを見せると、
「座席はありません」
と言われた。「やっぱりな」と思っていると、
「台北 – 新竹坐在這個座位上。 新竹 – 台中坐在這個座位上。 台中 – 嘉義坐在這個座位上。」
と言ってきた。
何を言っているのかわからなかったが、その係の人は3枚の切符を発券して私に見せながらこう言った。
「台北~新竹(シンチュー)はこの座席に座りなさい。そして新竹~台中(タイチュン)はこの座席に座りなさい。そして台中~嘉義(チャーイー)はこの座席に座りなさい。」
なるほど、台北~嘉義の座席はないが、それぞれの区間でならば空席があったということらしい。
ということで無事台北~嘉義の乗車券が購入できた。全部で461TWD。
台北~新竹~台中~嘉義
台北~嘉義の乗車時間は約3時間半。70分毎に座席を替わるのは面倒だがまあ仕方ない。
ということで列車は定刻通り6:10に台北を出発し、9:39に嘉義に到着した。
台湾鉄道一周の旅 始まり
嘉義(チャーイー)駅にて列車を乗り換える。
隆田(ロンティエン)駅は小さな駅なので、各駅停車でないと停まらない。
6分後の9:45に列車は発車するので、急いで改札を出て切符売り場へ。
嘉義(チャーイー)駅にて
ちなみに台湾には改札を出る前に「乗車証明書の判子」があり、これを切符に押すことでその切符を持ち帰ることが出来る。
今回は鉄道一周の証明ということで、その判子を押して改札の外へ。
こんな感じ。ちなみにこれは瑞芳(ルイファン)駅にて
急いで切符の窓口へ行き、「隆田(ロンティエン)」と言ってお金を払うと切符がもらえた。
正しい地名を覚えるのと、事前に料金を調べておいて本当に良かった。
列車は定刻通り嘉義(チャーイー)駅を出発し、約40分後に隆田(ロンティエン)駅に到着した。
嘉義~隆田
趣のある駅舎
つづく
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