【中国】チベットへの旅 十 帰国および中国・チベット旅行のまとめ

中国・チベット


 

 

2016年5月7日

午前5時半起床。ユースホステルを午前6時に出発し、バス停まで約25分歩く。
ホステルを出る前に、「日本人でタクシーで空港まで行く人がいるから、その人と割り勘したら」と言われたが、お金がなかったから断った。まあ何となく大丈夫とも思っていたし。

案の定、6時35分ぐらいに空港行のバスが来て、無事空港にたどり着くことが出来た。

 


空港にて

 

飛行機には2時間ほど搭乗し、12時ごろ上海の虹橋空港に到着。
ここから浦東空港に移動する必要がある。乗り継ぎ時間は5時間あったので、時間はかかるけど一番安い地下鉄で行くことにした。90分で8元。
(※上海虹橋空港から上海浦東空港の移動に関しては、詳細に記載しているウェブサイトがたくさんあるのでそちらを参考にして下さい)

 


路線図

 

それにしても面倒くさい。同じ上海を移動するだけで90分ほどかかるとは…。まあ日本でいえば、羽田と成田を移動するような感じなんだろう。確かに面倒だ。

そんなわけで無事上海浦東空港に到着する。搭乗までの待ち時間を適当に過ごした。

 


食事した

 

時間が来たので搭乗した。機内サービスは、まあ普通…。
そんなわけで無事帰国。

 


 

まとめ

1.中国人に関して
至って普通である。特に変な扱いも受けなかったし、特別良い扱いも受けなかった。ニュース等では日本を嫌う中国人がよくクローズアップされるが、そもそも多くの中国人はあまり日本人かどうかなど気にしていないのだろう(自分のことしか考えていない?)。
ただ、やたらと話しかけられたので、そんな彼らを会話が出来なかったのが残念だった。

2.やたらと話しかけられた
 どうしてかわからないが、やたらと話しかけられた。周りにたくさん人がいるにもかかわらず、私にである。1日最低5回は話しかけられたと思う。
もちろん何を言っているかわからないため、顔を横に振ったり、「プーミンバイ(わからない)」と回答した。
相手が何からの同意を求めるような話しかけをしてきたときは、適当に首を縦に振ったり、「シー(はい)」と答えておいた。
ポタラ宮で並んでいるとき、私の前2列が欧米人だった。土産を売りつけたいチベット人は、彼らを見るなり英語で話しかけていたが、私を見るなり中国語で話しかけてきた(そのまま俺にも英語で話しかけろよ!)。もちろん何を言っているかわからず顔を横に振った。
どうやら私は完全に中国人に見えるらしい…。しかしお蔭で何回か助かったこともあった。

3.インターネット事情
それにしてもインターネットにつながらない。理由はもちろん中国政府による規制のためである。成都ではそこそこ繋がったが、Googleはもちろん繋がらず。
チベットのラサに関してはもっとひどく、Yahoo、Amazon以外は繋がらなかった。しかもYahooでも、第2階層より下の階層にはたどり着けない…。
インターネットの規制の厳しさを実感した。確かにこれじゃ海外の情報が全く入らないわけだ。ちなみに、今話題のパナマ文書に関して中国で有名な検索サイト、百度(バイドゥ)で検索したところ…。

 


どうやら何もなかったことになるようですな…。

 

その他、試しに検索してみた単語。検索には引っかかるが、日本の検索サイトで引っかかるような有益な情報は得ることが出来なかった。

天安门事件
64屠城 ※「64大虐殺」
六月四 暴动 ※「6月4日暴動」
陆四运动 ※「陸4運動」(陸は六の大字)
游行八九 ※「行進89」(89年のデモ行進)


4.チベットの治安に関して

私がイメージしていたのとは異なり、ラサは想像以上に治安が良く安全で、市民も普通に過ごしているように見えた。しかし街の至るところに警官、および迷彩服を来た武警がおり、いかにも力によってチベットを制圧しているというイメージがありありとしていた。「警察がたくさんいる街」としては、過去にニューヨークに行ったことがあるが、そことは何か違う雰囲気がした。

今回中国とチベットを訪れて強く感じたことは、中国人は全て中国共産党に管理されており、『中国共産党(人民解放軍)に逆らわない限り、個人は自由に行動することができ、最低限の安全、そして生活が保障される』ということ。その辺が、表面上では似たように見える中国と日本でも、実際は社会主義と民主主義という大きな違いがあり、上記で記載したように、インターネットの規制という点においても中国はやっぱりちょっと怖い国だなと感じた。
(日本の現政権に対する過度な批判が許されるのも日本だからであり、日本の報道の自由と規制の緩さに、改めて実感した日々でした…)

 


 

おわり

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