【中国】チベットへの旅 一 準備編1

中国・チベット

 

 

チベットの行き方 その1

休みを利用して中国・チベットに行ってきました。
これからしばらくチベット旅行について書いていきたいと思います。
目標は、「誰よりもわかりやすいチベットへの行き方(個人旅行)」です。理由は、これを読んでいる人には、いつかチベットに行ってほしいからです。また個人旅行で参考になるウェブページもあまりなく、「地球の歩き方」を読んだだけじゃ、全く分からなかったからです(笑)。
(※これは2016年4月時点の情報です)

 

 

2016年1月
チベットにいくことに決めた。理由は、

・チベットの現状を見たかったため!
・ポタラ宮殿にどうしても行きたい!
 などなど…

そもそもチベットとは…
「世界の屋根」と呼ばれる、ヒマラヤ山脈の北側に広がる、平均海抜4,500mの「チベット高原」で、牧畜や農耕をなりわいとし、主に仏教を信仰する「チベット人」が600万人ほど暮らしているかつての独立国。現在は、中華人民共和国南西部にある自治区。中国では西蔵(シーツァン)自治区と表記される。略称は蔵(ツァン)。
面積120余万km2,人口240万(1995)。行政中心地であるラサ (拉薩) 特別市と6つの地区に分れ,1市,70県から成る。 1956年チベット自治区準備委員会が設けられ,59年チベット政府の解散を経て,65年自治区が成立した。
詳細はこちら
Wikipedia

 


チベット高原

 

チベットに行くことはそんなに容易ではなく、簡単に言うと以下のような問題がある。
 1.非常に高地のため高山病になる恐れがある。
 2.いろいろと制限があるため自由に行動することができない。
 3.2番を含め、非常に旅費が高価である。また情報が少ない。

 

1.非常に高地の為高山病になる恐れがある。
 山登りは全く興味がないため、高所に行ったこともないし、そもそも高山病がなんだかよく分からない。ただ、看過出来そうにない。

高山病とは
低地から標高およそ 2500m以上の高地に移動したときに、気圧の低下や酸素の欠乏などが原因となって起こる急性の反応のこと。息切れ・めまい・動悸(どうき)・頭痛・吐き気・耳鳴り・難聴など。
詳細は
こちら

内容は理解したが物事は百聞は一見にしかずなので、何が起こるかわからない。
擬似的に体験することが出来ないかインターネットで探してみたところ、以下のようなサイトが見つかった。
ミウラドルフィンズ 低酸素トレーニング

ラサは標高3650mなので、試しに富士山テストというものを受講してみた。内容は擬似的に作り出した空間で、実際にどのような症状が起きるかを経験したり、そのような時にとるべき行動や呼吸法(主にこれ)を教わる。
擬似空間というのは、大気圧は変化しないが部屋の酸素濃度を低くすることで、酸素の量を高所と同じように低く設定している。指にパルスオキシメーターという、酸素吸収率を測定することが出来る装置をつけて、軽い運動(歩行)をするとその値がどのように変化するのか、ということを確認する。

…とまあ、一応文章で概要は記載しましたが、実際経験してみないと何の事かサッパリわからんというのが本当のところだと思います。ということで、一応高所での対応方法と呼吸法をマスターしておいた。

 

2.いろいろと制限があるため自由に行動することができない。
いろいろあります。ちょっと書ききれないぐらい…。詳しくは下記のサイトなどを参考にして下さい。

【超入門 チベット問題】

実際ラサに入域しても、私ひとりでの単独行動は絶対に出来ず、必ず現地ガイドと行動を共にする必要がある。もし単独行動を行い、それが見つかった場合は、私は国外退去はともかく、私に付き添っているガイドも相当の処罰を受けるらしい(むしろそっちの方が恐ろしい…)。

 


チベット僧

 

3.非常に旅費が高価である。また情報が少ない。
確かに「チベット」で検索すると結構検索に引っかかりはするのだが、具体的な現地への行き方を記載しているウェブサイトはほとんどなかったと思われる。観光ツアーや、個人旅行で現地に行った人の旅行日記、または現地でパーミットを取得した人のサイトは結構あったけど…。

ということで、出発直前まで情報収集する。

 

情報収集
まずインターネット検索で「チベット 行き方」などを入力して検索する。それと同時に「地球の歩き方」などで情報収集してみる。だが、「地球の歩き方」には、文字通り「チベットの町の歩き方」について書いてあるだけであり、「チベットの入り方」があまり詳しく書いていない…。

毎回思うんだが、「地球の歩き方」は現地の情報については詳細に書いてあるが、「その目的地への詳細な行き方」などはほとんど書いていない。つまり肝心なところで役に立たない。まあ「そういう趣旨の本ではない。行き方ぐらい自分で調べろ。」と言われればそれまでなんだが・・・。そもそもその目的地に行けなかったら、その先の観光地を詳細に説明したところで何の意味もないのに…。

ということで、引き続きインターネットでも検索する。しかしチベットへの行き方を明確に記載しているサイトは皆無(チベットに入域してからのブログや青蔵鉄道の乗車記を書いている人はたくさんいるが…)。
根気よく探していたところ、以下のウェブサイトを見つける。このサイトが一番丁寧にチベットへの行き方を記載しており、非常に参考になりました。ありがとうございます。
KEIKI* PORORI

 

ここまで来て、ようやく少し分かり始めてきた。整理すると以下の通り。

まず、チベットには自由に入域できない。
つぎに15日以内の滞在ならビザは不必要だが、チベット自治区観光局の発行する「入域許可証」が必要。
そして、この入域許可証がなければ、ラサへ入る航空機やバス、列車のチケットを購入することができず、これらは原則として旅行代理店にお願いしないといけない。
しかし、最近は少し緩和されたらしく、昔は4人そろわないとダメだとかいろいろあったらしいが、今は1人でも入域可能になった(2016年4月現在)。とは言っても不安定な情勢はいつ変わるか分からないので、これがいつまで続くのか分からないが…。
などなど。(詳細は下記サイトを参照)
http://www.chinapanoramatour.com/tourism-equipment/386.shtml

注意
ちなみに2月末から3月末にかけて、外国人旅行者のチベット入境が禁止になるらしい。2008年3月に中心都市ラサで反政府暴動が起きたことが理由らしく、この年以来、この時期の入境禁止措置は恒例となっているらしい。「チベット入境 禁止」で検索をかけると結構引っかかるので、事前に調べておいたほうがいいと思う。

 

次にチベットへのルートだが、どうやらチベットに行くには以下の3つの方法があるようだ。

1.陸路(バス利用)

ルート:成都 → ゴルムド→(バス)→ラサ
入域許可証を取得せず入る方法なので違法だが、バックパッカーで時間がある人はこのルートを良く辿るらしい。 ゴルムドからバスに乗り黙ってラサへ入る方法。たまに検問に引っかかって返される人もいるらしい。とはいうものの、入域許可証を取得せず入る方法なので、実際にいけるかどうかも不明。

2.陸路(鉄道利用)
ルート:成都 → 西寧 → ラサ
2006年に開通した鉄道を利用してラサに入る方法。43時間かかる。

3.空路
ルート:成都→(飛行機)→ラサ
一番楽な方法で2時間で行ける。デメリットといえば、低地からいきなり高地に行くため、体が慣れず高山病になりやすいとのこと。

 

ふ~ん。なんだかよくわかったような、わかならいような…。ということで引き続き検索し続ける。しばらく検索していると、以下のようなホームページが見つかる。どうやらチベットツアーに関して、結構定評のある旅行代理店兼ゲストハウスらしい(日本語HPあり)。

 


Hello Chengdu International Youth Hostel / 成都老宋青年国際旅舎

 

検索を続けていると、結構いろんなところにこのゲストハウスが登場し、確かに評判いいんだなと何となく分かる。それと同時に、まずは中国の成都に行かなければいけないんだなあ、ということを理解する。
そして、日本~成都の航空券をとった。今回の航空会社は「中国東方空港」。成都到着20時のを予約したが、後ほど便の変更を強制されて、現地到着は23時30分に(ノД`)…。ちなみに今回はかなり前から航空券を予約したため、融通の利きやすいDeNAトラベル(旧スカイゲート)で。

 

次に、ツアーの申し込み、及びいろいろな質問をするために、Hello Chengdu International Youth Hostelに連絡をとる。ホームページの一番下にメールアドレスがあり、こちらに”日本語対応可能です”とあるが、実際は日本語が出来るスタッフがいないらしく、英語でやり取りした。ちなみにホームページの右側に「チベットツアーへ」というリンク先があるが、情報が古くてあまり参考にならなかった。

そういうことで、私が行ったやり取り及び支払い方法は次回・・・。

 

つづく

 

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