ガンダム聖地巡礼シリーズ 第55話 太平洋戦争の激戦区、ソロモン海へ

ガンダム聖地巡礼

「私はこれで良かったのか?多くの魂が漂うここへ戻ってきて…。私は多くの犠牲の上に立っているではないか…」

 

お勧めの曲:Men of Destiny
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『ソロモン』は宇宙世紀シリーズにおいて、主に「機動戦士ガンダム」と「機動戦士ガンダム0083 ~Stardust Memory~」に登場する拠点名です。当初はジオン軍の宇宙要塞として登場しますが、終盤において地球連邦軍が制圧した後では、その形態から『コンペイトウ』という名前に改名されます。

機動戦士ガンダムでは主に、第35話『ソロモン攻略戦』、第36話『恐怖!機動ビグ・ザム』、第39話『ニュータイプ、シャリア・ブル』、第40話『エルメスのララァ』で登場します。
機動戦士ガンダム0083 ~Stardust Memory~では主に、第9話『ソロモンの悪夢』、第10話『激突戦域』で登場します。

機動戦士ガンダムの設定ではサイド1、サイド4と共に、ラグランジュポイントL5点付近に位置するようです。なので南太平洋に浮かぶ『ソロモン諸島』とは全くの無関係。
(ということで今回は厳密に言えば聖地巡礼ではありませんので悪しからず。)


この辺です。


ちなみに機動戦士ガンダムに登場する『ソロモン』はこんな形です。

 


なお、機動戦士ガンダム0083で登場する「ルンガ湾」、「ベララベラ宙域」は実際の地名が基となっています。

ルンガ

 

ベララベラ

 

せっかくなので「ソロモン諸島」についてまとめました。


●国名の由来

正式名称は、Solomon Islands(ソロモン・アイランズ)。大航海時代の1568年、スペイン人探検家のアルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラがガダルカナル島で砂金を発見。探検の根拠地ペルーに帰還後、これが捜し求めていた伝説の古代イスラエルのソロモン王の財宝だと考え、その島を発見したと吹聴したため、この名が定着した。


●ソロモン王とは
生没年不詳。イスラエル(ヘブライ)王国第3代の王(在位前960ころ~前922ころ)。名は「平和に満ちた」の意。エルサレムに生まれ、父王ダビデの命によってその後継者となった。「知恵」に優れた王として知られ、『旧約聖書』のうち、雅歌、箴言(しんげん)など知恵文学は伝統的に彼に帰されてきた。また赤ん坊の所有を争った2人の女を裁いた有名な伝説は彼の知恵を強調している。即位後、反対派を抑圧する一方、対外平和に努め、王国の絶頂期を築いて、後世「ソロモンの栄華」とうたわれた。彼の死後、王国は南北に分裂した。


●国旗の由来
5つの星は南半球のシンボル南十字星と独立時の5つの州を表している。水色は川や太平洋などの豊かな水資源を、黄緑は美しい豊かな自然と国土を、斜めに横切る黄は太陽の光を表している。


 



「ガトー専用ゲルググ」ってソロモン諸島の国旗を意識したカラーリングだったんですね。



●地理
ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。6つ主要島からなる人口約70万人、100以上の部族方言をもつ多民族島嶼国である。
主な島々は首都ホニアラが位置するガダルカナル島などがあるニュージョージア諸島とサンタクルーズ諸島である。険しい火山島と熱帯雨林に覆われている。最高峰はガダルカナル島のポポマナセウ山(2440m)である。
国家としてはイギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国である。


●経済・産業
捕鯨擁護国の一つ。自給自足的な経済と貨幣経済が併存している。経済格差が大きく、木材とコプラ、パーム油に鰹と鮪が主要品目である。2000年代にマライタ島とガダルカナル島の武装勢力の対立が経済を直撃し、現在国家財政は破綻状態であり、後発開発途上国に指定されている国でもある。


●近代歴史
1893年にイギリスの植民地となり、1900年にはドイツ領ニューギニアの一部だったソロモン諸島の北部もイギリスが獲得した。同年にはコプラ産業も開始。
太平洋戦争中の1942年日本軍に占領されるが、アメリカ軍およびオーストラリア軍とのソロモン諸島の戦いではガダルカナル島が日米の激戦地(ガダルカナル島の戦い)となる。

 

「ここはまだ…ソロモン戦の名残がこれほど…」



全くガンダムとは関係ないですね…。
まあ事実とフィクションを混合にするのはあまり宜しくないので、今回はこれぐらいで…。
ちなみに『機動戦士ガンダムSEED』で登場するオーブ連合国も、設定上はソロモン諸島に存在するようですね。

 

行き方
2023年時点において、日本からソロモン諸島の首都ホニアラへの直通便はないです。
手段としては、オーストラリア・ブリスベン経由、ニューギニア航空のポートモレスビー経由、そしてフィジー航空のナンディ経由の3つがあります。
私はフィジー航空のナンディ経由で行きました。
1週間に1便だけ就航しています。乗り継ぎがよくないため、フィジーのナンディで1日滞在する必要があります。
成田からナンディの飛行時間は9時間、ナンディからホニアラの飛行時間は3時間です。


参考サイト

ソロモン諸島旅行記01 ソロモン諸島に関する一般情報について
ソロモン諸島旅行記02 ガダルカナル島にある慰霊碑・戦場の跡を訪問する
ソロモン諸島旅行記04 ソロモン諸島で印象に残ったこと

 

ソロモン諸島

 

 



次回
「待ちに待った時が来たのだ…多くの英霊が無駄死にでなかった事の証の為に…」

 

つづく

 

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