タンザニア
アルーシャ国立公園にて
夏季休暇を利用して、東アフリカのタンザニアに行くことにした。
タンザニアを選んだ理由は、
・英語が通じる
・アフリカの中では治安がいい方だから
・スキューバダイビングが出来る
・奪われたガンダム2号機奪還のため
・カラバによるキリマンジャロ攻略支援のため
・「ザンジバル」という名の島があるらしい…
などなど
当初はタンザニアのあとに、セネガルに行きたかったのだが、
・タンザニアとはかなり距離が離れている
・乗り継ぎが不便
・旅費が膨大にアップしてしまう
・そんなに休みが取れない
などの理由で中止した。
上記のタンザニアを選んだ理由の中で、最も大きな理由は、
「キリマンジャロがあるから」
わたしは山には興味がなかったので、当初は近くの町から一望できればいいや、
と思っていたのだが、のちのち調べていくうちに素人でも登れる山であるという事が分かった。
数か月前にチベットに行ったばかりで、高所というのを何となく経験したので、
また高所に行くなら「今でしょ!(死語?)」、と思っていくことにした。
とは言っても、ただの素人が何の準備もなく、普通に現地に乗り込むのは無謀すぎる。
ということで素人なりに出来る事前準備をした。
1.高山病対策の情報収集
(※ここだけちょっと丁寧語)
キリマンジャロの登頂率は40%前後らしく、登頂断念の理由の大半が、高山病によるものらしいです。
高山病に関して記載しているサイトはたくさんあるので、詳細はそちらを参考にしてほしいですが、
とにかく高山病にならないためには、以下のことを気を付ける必要があるようです。
・ゆっくり歩く
・喉が渇いていなくても、水分を定期的に補給する
・たくさん食べる
そのほか高山病用の薬(ダイアモックスなど)を服用する、みたいなことを記載していたサイトもありましたが、副作用があるみたいなことも書いてあったので、私は準備しませんでした。また「人間の知恵はそんなものだって、乗り越えられる!」 と思ったからです。代わりに以下のものを準備しました。
・食べる酸素
・飲む酸素
・鉄分サプリ
・飴
これと
これ
そもそもどうして水分補給が重要なのかというと、定期的に脳にエネルギーを供給するため。
高地は酸素濃度が低いため、海抜が低いところと同じような呼吸したとしても、十分な酸素を摂取することが出来ないため。
(しっかり呼吸しているようでも、パルスオキシメーターというもので測定すると、案外適当に酸素を摂取しているということがわかります)
エネルギーは血液を通して体全体に送られます。水分補給が少ないと血液がドロドロになり、脳に対してエネルギーが十分に行き渡らなくなります。海抜の低いところでは、多少無理をしても何とかなりますが、高地では酸素濃度が低いため、それが致命的になるというわけです。
鉄分サプリと飴を持参した理由は、
鉄分が不足すると貧血になり、貧血は脳への血流量、酸素供給量を低下させ、中枢性疲労と呼ばれる全身疲労、倦怠感、無気力などを引き起こすから。
また飴を持参した理由は、登頂4日目、つまり最高峰に挑戦する日は一番条件が厳しいにもかかわらず、午前0時に起床して登山しなければならないため。
脳は酸素とブドウ糖をエネルギーとしますが、ごはん・パンなどの炭水化物からブドウ糖に分解されるものに比べ、飴のような糖分からブドウ糖に分解されるもののほうが、過程が少なく、また手軽に摂取できるため。
とまあ科学的に言ったところで、あとは運だろうとも思っています。
「10%の才能と、20%の努力、そして30%の臆病さ、残る40%は…”運”だろうな」
とおっしゃっている方もいるようですし…。
あとは、チベットに行く前に学んだ呼吸法。
2.自宅から職場まで歩く
自宅から職場まで約8km、徒歩で90分である。
どうやら1日3~6時間以上歩く必要があるらしいので、最低限のトレーニングは必要だと思い実践した。
確かにたった90分では物足りないかもしれないが、何もしないよりましである。
7月と9月に実施し、1週間連続して行った(帰宅のみ)。
どうやら2,3日目あたりから筋肉痛になり、4,5日目あたりで回復するようだ。
3.ダイエット
上記のウォーキングに合わせてダイエットしておいた。理由は体重が重い方が体(特にひざ)に負荷が掛かるため。
2か月で体重の約1割減量した。
4.以下の作品を見直す
機動戦士Zガンダム 第35話 「キリマンジャロの嵐」
機動戦士Zガンダム 第36話 「永遠のフォウ」
機動戦士ガンダム0083 第4話 「熱砂の攻防戦」
※ていうか、カミーユもろ走っているじゃないか!!
(あんなことしたら絶対死ぬぞ。実はカミーユ”強化”されているのか?)
ジェリドも何で、けが人があんなところで”休養”しているんだ!?
そもそも、カミーユにしろクワトロにしろ、高地対応なしで、いきなりあんなところに降り立って大丈夫なのか?
まあいいや。宇宙世紀では、高山病が克服できる薬が開発されていることにしておこう…。
…
海外旅行に行く前に、こんなにも準備したのは今回が初めてである。
今回利用する航空会社は「エティハド航空」。これで中東3大航空会社制覇である。
飛行機はアラブ首長国連邦のアブダビを経由して、タンザニアのダルエスサラームに到着する。
ということで、無事帰国できれば2週間後に更新します。
つづく…
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