さらば、タンザニア
「アサンテ!」
2016年9月24日
午前5時に起床。まずは無事起きることが出来て良かった。
体調も問題ないようだ。帰る準備をして、午前6時にゲストハウス出発。
6時20分に無事フェリー乗り場に到着(徒歩)。
ザンジバル島 フェリー乗り場
簡単な出島審査みたいなものがあり、フェリーに乗り込む。
本来は普通席とVIP席というものがあり、外国人は必然的にVIP席に行かされるようだが(その分15ドル多く払っているし)、なぜか私はタンザニア人と紛れて普通席に案内されたので、普通席に座った。まあ仕方ない。
さらば、ザンジバル島
フェリーは午前7時過ぎに出発した。
外に出たい人は、外部に設置されてある座席に座ることが出来る。しかし一回外に出たら、原則フェリーが減速するまで中に入ることは出来ない。
フェリーは結構ぶっとばす。お蔭で船はかなり揺れ、多少気分が悪くなった。
8時50分にダルエスサラームのフェリー乗り場に到着。
結局20分遅れた。まあこういうもんなんだろう。
ダルエスサラーム フェリー乗り場
ダルエスサラーム
ダルエスサラーム(Dar es Salaam)は、タンザニア最大の都市。
1973年に法律上の首都はタンザニア内陸部のドドマに移されたが、実質的な首都機能は経済の中心地となっているダルエスサラームにある。人口は436万。気候は熱帯性で、海岸のため湿気が多い。最高気温は年間を通じ30℃前後、最低気温は20℃前後である。
「平和の家」「平和の地」を意味するアラビア語のダール・アッ=サラーム)に由来している。日本語ではダルエスサラームと記載するが、発音を聞いていると”ダレスサラーム”というのが正しいらしい。
ダルエスサラーム上空から
ジュリウス・ニエレレ空港の行き方
まずはフェリー乗り場を出る。
今から空港に行かなければならない。でも行き方が正直よく分からない。定期バスが走っているかどうかもわからない。地球の歩き方にも、他の人のブログにも書いていないし…。
地図を見ると、どうやらすぐ近くにfastjetのオフィスがあるらしい。「とりあえずここに行ってみるか。」と決める。
ここに行かなければならない
と思っていると、タクシー客引きが一気に私の周りに集まってきた。
タクシーに乗る気はなかったので、しばらく無視して歩いた。
しかし、なかなかどっかに行ってくれなかったので、一応値段を確認しようと思い、
「空港までいくらぐらい?」
と聞いてみた。
その人は「40ドルだ」と答えた。
「(やっぱりそれぐらいするのか、高いな…)」と思いながら、再び客引きを無視しながら歩き続けると、
「いくらなら乗るんだ?」と聞いてきたので、
「いや、バスで空港まで行こうかなと考えている。」と答えた。
すると、バイクタクシーの運転手が
「乗れよ、10000シリング(約500円)で空港まで連れて行くよ。」と言ってきた。
「…(安いなあ、でも胡散臭いなあ、どうしようかなあ…)」と考えていると、
タクシーの運転手の1人が、すごい剣幕でそのバイクタクシーに何か文句を言ったあと、私にこういってきた。ちなみに彼の名前は、ニコラスという。
ニコラス「そうか、わかったよ。じゃあ俺がバス停まで案内してやる。たった500シリングだからな。くそ、ああいう奴ら(バイクタクシーの運転手)がいるから、ダルエスサラームの街が嫌われるんだ。ちなみに俺は正規のタクシードライバーだ。いいか、あいつらはお前たち観光客に対して、安い値段で誘い、観光客をバイクに乗せた後、自分たちのアジトに連れて行く。そして全ての身ぐるみをはがして、あんたたちは捨てられる。空港なんてどころじゃない。」
「 (((;゚Д゚)))…」
(どうやらバイクタクシーに乗らなくて、よかったかもしれないな…)
と思いながら、その人についていった。
2人で歩いていると、いろいろと話しかけてきた。
ニコラス「お前、何人だ?」
私「日本人」
ニコラス「そうか。ここには中国人が非常にたくさんいるんだ。あのビル(ダルエスサラームで一番高いビル)も中国人が建てたんだ。日本の企業も進出してきているが、あまりいないなあ。」
私「…(ふーん、やっぱりアフリカは中国人が多いんだなあと実感。)」
ニコラス「今から帰国するのか。今回はどんな理由でタンザニ アに来たんだ?仕事か?」
私「観光」
ニコラス「どこに行ってきたんだ?」
私「アルーシャ国立公園とキリマンジャロ登山とザンジバルなど」
ニコラス「それじゃあンゴロンゴロとセレンゲティは行ってないのか?」
私「行ってない」
ニコラス「そうか。じゃあ今度いつ戻ってくるんだ?」
私「いや、まだ決めていない…(何でそんなに気が早いんだ??(苦笑))」
ニコラス「そうか。タンザニアはいいところだからまた来いよ。」
みたいなやり取りが続いた。
目印の時計台
しばらくして、
「もう少しいった所がバス乗り場だが、最後まで案内してあげるから、いくらかチップくれない?」
と言われたので、ポケットの中に入っていた1000シリング(約50円)をあげた。
ちょっと安いかな?とも思ったが、特に文句も言わず嫌そうな顔もしないで、引き続き案内してくれた。
さらにその人についていくと、バスがたくさん停まっているのが見えた。
バス停 フェリー乗り場から徒歩10分ぐらい
こんな感じ
バス停に到着すると、いろんな人にスワヒリ語で話しかけ、空港行きのバスを見つけてくれて、私にこういった。
「この人がバスのコンダクター(運転手とは別に運賃を回収する人)だ。彼に2000シリング(約100円)払え。そうすれば、空港近くになったら知らせてくれる。ここから空港までは渋滞も入れて大体30分ぐらいだ。」
さっき500シリングって言わなかったっけ?と思いながら、たいした額ではないのでコンダクターに2000シリング渡した(ちなみに現地人のやり取りを見ていると、やっぱり500シリングだった・・・)。
最後に
「お前、名前なんていうんだ?」
と聞いてきたので、自分の名を名乗った。この時にニコラスいう名前を教えてもらった。
ありがとうニコラス。おかげで助かった。
ここでニコラスが連絡先を交換したがったので、私がニコラスの連絡先をスマホのメモ帳に記載したのだが、のちほど誤って消してしまった…。
ということで、本当にさらば、ニコラス。
バスに乗り込む。
バスの中
ニコラスの言っていた通り、約30分してジュリアス・ニエレレ国際空港前の停留所に到着した。バスのコンダクターが「ここで降りろ」と教えてくれた。
無事到着。反対側にはモスクが見える。
ということで、無事空港に到着。
このあとは適当に土産を買って、飛行機に乗り込んで、帰国しました。
おわり
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