2019年9月10日
グアダラハラ空港に到着しました。
ここから宿泊先までUberを利用します。
Uberのアプリを起動させると、
「車がある!」
ということで、適当に操作してUberに乗りました。Uberデビューです。
車は40分ほどで、私が予約していたゲストハウスに到着。値段は大体170ペソでタクシーよりも安かったです(タクシーだと大体200ペソ以上かかります)。
Uberのやり方は・・・、他の人のホームページを参考にしてください。
Uber車内
ユースホステルに到着。
Hostel Hospedarte Guadalajara Centro Guadalajara, México
ユースホステルでチェックインを済ませると、ルチャリブレツアーというものと、テキーラツアーというものがあったので、それぞれ申し込みました。
ルチャリブレツアー(火・金開催、20時から~) 300ペソ
テキーラツアー(毎日開催、9時から~) 450ペソ
ルチャリブレは一人で観に行こうと思っていたのですが、実際アリーナがある付近は治安が悪いため、ツアー(集団)で行くことになり助かりました。
グアダラハラは、場所によって街並みが大きく変わります。
下の図の赤い線を境に、街の雰囲気がガラリと変わり、実際住んでいる人の層も違うようです。
(左側が安全、右側が危険。実際Google Earthで見てみるとわかると思います。)
なのでArena Coliseoに行くときは注意が必要です。
Arena Coliseo付近の地図
ルチャリブレツアー
20時20分ごろ。
ユースホステルのロビーで待っていると、案内の人が来る。いよいよルチャリブレツアーの開始だ。
この日は確か、アメリカ人4人、コロンビア人2人、欧米人2人、イギリス人、日本人の私を含めた男性7人、女性3人だったような気がする。
まずは参加者全員ユースホステルの外に出て、案内人からツアーの説明を受ける。
英語がよく聞き取れなかったので多少の認識違いがあるかもしれませんが、そこはご了承下さい。
確か以下のような内容だったと思います。
「みなさんこんばんわ。これからルチャリブレツアーが始まります。アリーナ(ルチャリブレの会場)に行く前に、皆さんにルチャリブレの歴史、応援方法などを説明したいと思います。
”ルチャリブレ”とは、”自由のための戦い”という意味です(lucha=戦い、libre=自由)。
ルチャリブレという名前の由来は、征服者スペイン人に対する先住民の戦いを試合で表現していると言われています。
古くからルチャリブレが開催されている都市として、ここグアダラハラ、メキシコシティ、そしてプエブラが挙げられます。
ここグアダラハラにおいては、征服者スペイン人に対する先住民の戦いというよりも、グアダラハラに住む貧困層と富裕層との戦いを意味します。実際、街の大通りを境に、貧困層が住む地域と富裕層が住む地域に分かれています。そしてアレナ・コルセオ(これから行くルチャリブレの会場)は、貧困層が住む地域に位置しています。そしてルチャリブレの場において、観客席では貧困層と富裕層に分かれ、お互いを罵り合います。
それでは今から応援の仕方を練習します。ルチャリブレでは非常に下品な言葉で相手を罵ります。
本来このような下品な言葉は絶対に使ってはいけませんが、ルチャリブレのアリーナでのみ許されます。」
ということで、スペイン語の下品な言葉を教えてもらい、参加者みんなで叫ぶ練習。
私も意味がよくわからなかったが、とにかく大声で叫んだ(笑)。
こんな感じで、一通りの説明が終わり、これから会場に向かう。
「ということで、これからアレナ・コルセオに行きますが、治安が悪くなるので皆さん離れずについてきてください。
周りに用心して自分の身は自分で守る意識をしてくださいね。」
みたいなことを言われた。
確かにあたり一面はすでに暗かったが、人通りは多かったし集団で行動していたので、何の問題もなくアレナ・コルセオにたどり着いた。
Arena Coliseo Guadalajara
ということでメキシコ・グアダラハラにおいて、日本でも観たことがないプロレス観戦デビュー!
アリーナ(会場)は20時30分ごろから開場になり、試合は21時から始まります。
なのでみんな20時半ごろに現地に行き、チケットを購入したり、腹ごしらえをしたり、ビールを飲んだり、
アリーナの前にある売店でマスクを見たりして、雰囲気を高めていきます。
21時から試合が始まるので、20時55分ぐらいになると皆でアリーナの中に入ります。
この時チケットの確認とボディチェック、荷物チェックを受けます。
私は荷物を持っていなかったのでわかりませんが、どこかのブログには”カメラの持ち込みは禁止”と書かれていました。
なのであまり荷物は持って行かないほうがいいかもしれません。
ということで、ルチャリブレの写真はすべてスマホで撮影しました。
建物の中に入ります。
中はあまり広くないですが、リングが近く非常に臨場感があります。
試合は21時~22時30分の間に、4試合行われます。
試合はラウンド3までで、3×3のタッグマッチで行われます。
”正義”チームと”悪”チームに完全に分かれており、観客は”正義”チームを応援します。
どちらかが第1ラウンドを勝利すると、第2ラウンドはもう片方が勝つようになっており、原則最終ラウンドの第3ラウンドまで行うようになっています。
例えば第1ラウンドで正義チームが勝利し、第2ラウンドも正義チームが優勢で、あらゆる必殺技がバンバン決まっていたとしても、正義チーム2人がリングアウトしている間に、リング上に残った正義チームの一人があっさり3カウントされてしまって負けてしまったりします。(完全に八百長(笑))
原則”正義”が勝つようになっているのですが、”正義”が勝つか”悪”が勝つかは、その時のノリです(多分)。
正義チームが負けたときは、マイクを取り出して、観客に向かって言い訳をします。
”エンターテインメント”という意味では、ルチャリブレの方が日本のプロレスよりも面白いと思います。
日本のプロレスは映像でしか見たことがないので詳しいことはわかりませんが、試合の大半が”真剣勝負”です。
それに比べ、ルチャリブレは、勝敗よりも”魅せる”ことを意識しているように見えました。
だからこそ、あまりルールの知らない外国人が見ても面白いと感じるのでしょう。
実際相手がロープの上から攻撃をするとき、下にいる方はどう考えても避けることが出来るのに、敢えて逃げず相手の攻撃を受けて立ちます。これをプロレスの世界では「受けの美学」といい、「相手の技をくらってもまだまだ立ち上がれるんだぞ」という強さを観客に見せているのだとか。
ちなみに一番頻繁に使われていた技は、”フライングヘッドシザース”という技です。
ということで、第一試合は普通の試合。
第二試合は、女性レスラー”ルチャドーラ”達の熱い戦いでした。
第三試合も普通の試合だったのですが、特筆すべきは、正義チームの一人がゲイレスラーだったということ。
試合が始まる前に正義チームのマスクマンがマスクを剥がされてしまい、その報復として正義チーム2人が悪チームの一人を羽交い絞めにして、ゲイレスラーがキスを迫るというシーンが面白かった。
最後の第四試合も普通の試合。
ルチャリブレは22:30頃に終わりました。
しかし”ルチャリブレツアー”はまだ終わりません。
これからガイドの案内でルチャリブレバーに行きました。
店内すべてがルチャリブレ一色で非常に面白かったです。
最後にホステルに戻りました。この時一緒にルチャリブレを観戦したコロンビア人と仲良くなりました。
このルチャリブレツアーは非常におすすめです。
おそらくホステルに泊まっていない人でもツアーに参加できると思いますので、機会がある人はぜひ参考にしてください。
つづく
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