2020年1月30日~2月26日まで南米旅行に行ってきました。
この頃の南米は、新型コロナウィルスの感染者もおらず、何の影響も受けることなく旅行をすることが出来ました。
2020年2月13日
いよいよ今日がカナイマ最終日である。
まずは飛行機でプエルトオルダスに行く。ここからサンタエレナを目指すわけだが、ツアーガイドの話だとプエルトオルダス~サンタエレナのバスがないため、わざわざシウダードボリバルまで戻り、シウダードボリバルで長距離バスに乗って、再びサンタエレナのバスターミナルまで戻るという計画である。
飛行機の便しか予約できていないけど…
カナイマ最後の朝食を食べる。
「…」
何かどんどんグレードが下がってきているのは気のせいか…。
(明らかに初日と違い手抜きだった…)
まあそんなことはあまり大したことではなかったので、食事を終えてツアーガイドと一緒に空港に行った。
私になついてきた犬
空港到着。大体10時30分ごろ。あと30分後でカナイマともおさらばだ。
そのうち他の乗客も何人か集まってきた。
空港の待合場
11時ぐらいになると誰かが来て、みんなに対して何かをアナウンスした。
スペイン語だったため私は何も言っているのかわからなかったので、ツアーガイドに説明してもらった。
エリアル
「飛行機の出発が14時に変更になった。どうやら私たちの飛行機を操縦するパイロットが、他の観光客を観光フライトに連れていくことになり、別のパイロットをあてがうのに時間がかかるらしい。」
とのことだった。
「( ゚Д゚)ハァ(何言ってんの…?)」
みたいな顔をしていると、
「こういうことはよくあるんだ。気楽に行こうよ。これがベネズエラだ!」
と言われた。
周りを見渡すと、どうやら他の乗客も「仕方ないなあ~」みたいな表情で納得している。
どうやら本当らしい…。
ということで3時間ほどの暇つぶし。仮眠したり、本を読んだりして過ごしました。
ツアーガイドは、『知り合いに連絡するため、WIFIが出来るところに行ってくる』と言って、いったん別れました。
私が無事ブラジルに戻れるかどうか不安なため、国内にいる知り合いに連絡して、状況を確認してくれるという。
…
13時半ごろ、ツアーガイドが戻ってきました。
どうやらプエルトオルダスにいる彼の友達の話によると、
シウダードボリバル発・サンタエレナ行きのバスは、非常に乗客が多いため本日は既に完売、なんだとか。
そしてその友達も既にシウダードボリバルに行って、バスのチケットを探しているらしい。
ということで最悪の場合、1日余分にプエルトオルダスに宿泊する必要がある、と言われた。
サンタエレナにいる友達にも連絡はしたけど、会えるかどうかはわからないとのこと。
私は、
『これ以上ベネズエラに延泊するのはあまりよくないなあ』と思いながらも、
「他に手段がないならそうするしかないか。」と考えながら待っていた。まあその辺は何とかなるだろうと思って。
14時30分ごろ、ようやくパイロットが来た。
ツアーガイドとも別れの時が来た。ありがとう、エリアル。
※そういえばエリアルとの約束で、『ベネズエラに行きたい日本人をどんどん紹介してくれ』と言っていたので、もし興味がある人はご連絡ください。
ということで飛行機は14時40分ほどに離陸し、15時20分ごろにプエルトオルダス空港に到着しました。
プエルトオルダス空港
プエルトオルダスの空港からバスターミナルへ
エリアルの友達の話では、シウダード・ボリバルからサンタエレナのバスは既に売り切れだと言う。
どのみち今からシウダード・ボリバルに行かなければならないし、ひょっとしたらプエルトオルダスからサンタエレナへ向かうバスがあるかもしれないので、とりあえずバスターミナルへ行くことに。
空港からバスターミナルまでは、大体1.3km。
まずはタクシーの運転手に値段を聞く。
「400,000ボリバル」
と言われたので我慢して歩いてバスターミナルまで行くことに。
治安が心配されましたが、現地人も歩いていたので大丈夫だろうと判断しました。
地図
大統領の看板
人気があるのか、プロパガンダなのかは不明
しばらく歩いていると、ベネズエラ陸軍の15mほどのミサイルを積んだトラックとすれ違ったりしました。
(写真撮りたかったですが、カメラを構えるのが怖かったので写真は無し)
ということで無事バスターミナルへ到着。
プエルトオルダスのバスターミナル
入り口付近に人がいたので、Google翻訳を使いながら係りの人と会話をする。
彼の話では、『サンタエレナ行きのバスはもうないから、この近くのホテルに泊まり、明日の午前5時のバスでサンタエレナに向かうといい。』と言われた。
(やっぱりそれしかないのか…、しかしさすがに日中の移動は時間がもったいないな…)
と思いながら、もう少し建物の中を散策してみることにした。
バスターミナルもベネズエラを象徴するように、窓口のほとんどが閉まっていて非常に閑散としていた。
建物の中には何件か開いているところがあり、窓口に”Santa Elena”と書いてあったので、サンタエレナ行きのバスがあるかどうか話しかけてみた。
すると、
「あるよ。ドッセ(12)ダラー。」と言われた。
やった!
手持ちのお金が10USドルと200,000ボリバルしかなかったので、それを差し出したら無事買えた。
「バスはいつ出発するの?」
と聞いたら、
「直ぐに出るよ。ほらあの白いの!」
ということで外に出てみると、
「…」
行きよりもグレードダウン…。まあ仕方がない。
ということで、乗客の荷物を積み込んだあと、17時ごろにバスは出発。
実際エアコンはなく、窓開けっ放しの走行。
途中で通り雨が降ったりして少し濡れたりしたが、これはこれで面白かった。
こんな内装
途中の休憩
途中、検問が4回ぐらいあって夜中に起こされたりしたが、午前6時ごろにバスは無事サンタエレナのバスターミナルに到着した。
走行時間約11時間。まったく同じ区間を走行するのに、行きは15時間ほどかかったので、行きはよっぽど効率が悪かったのだろう。
サンタエレナのバスターミナルにて
ということで、無事サンタエレナに戻ってきました。
ブラジル国境までもう少しです。
つづく
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