列車を船に積み込む
■2019年5月2日
パレルモ観光
この日は20:50発の寝台列車に乗って、ナポリに行きました。
なのでそれまでの間、パレルモを観光しました。
パレルモとシチリア島
パレルモの治安について
パレルモはマフィアの拠点がある(あった?)ということで、治安が悪いという噂がありますが、私が一通り歩き回った限り、別に危険は感じられませんでした。
街のいたるところに落書きがありゴミが散乱していたので、確かに雰囲気はあまり良くありませんでしたが、普通にしていれば特に問題ないと思います。観光客もたくさんいました。
アフリカに近いためかイスラム教の人が多く、またインド人も多かったです。
そのためか物価は安かったです。
訪れたところは、一般的に有名な観光スポットです。
「カプチン会修道院墓所」を除き、大体クアットロ・カンティの近くにあります。
サン・カタルド教会
プレトーリア広場
近くには観光目的の車や馬車がありました。
クアットロ・カンティ
カテドラル
ノルマン王宮
マルトラーナ教会
マッシモ歌劇場
No Mafia Memorial
ユニオーネ・スポルティーヴァ・チッタ・ディ・パレルモ オフィシャルカフェ
トラムも走っていました。
適当に歩いていたらあった教会
時間があったのでここで食事しました
カプチン会修道院墓所
ここには大体500体ほどのミイラがありました。かなり不気味でした。少女のミイラも安置されていました。
夜
これから寝台列車でナポリに向かいます。
そもそもパレルモに訪れた理由は、実はパレルモ観光がメインではなく、これから乗る寝台列車にどうしても乗りたかったからです。
理由は、ここには『渡り鳥ライン』があるからです。
ICN 1958 ROMA TERMINI行き
『渡り鳥ライン』とは
シチリア島とイタリア半島は海で隔てているため、列車が直接海を渡ることは出来ません。
もちろん海底トンネルもありませんので、船に車両を積み込んで運ぶわけです。
ここには日本では30年以上も前になくなってしまったものが、まだ存在するのです。
さすがトレニタリアです。このトレニタリアは国鉄ではないのですが、国の鉄道交通機関を担っているので、赤字覚悟でこのようなことが出来るのでしょう。JRも見習ってほしいです。
ちなみにごっとん便所も健在です。この辺も国鉄の文化を踏襲…。
列車はシチリア島の先端にあるMessina駅に0:20分に到着し、海を渡ってイタリア半島側のVilla San Giovanni駅を出発したのは、午前2時20分ごろでした。
船に乗っている時間は大体1時間弱です。乗船中は艦内を自由に移動することが出来ます。
わずか10kmを渡るのに2時間もかかりました。
確かに効率悪いですね。こういうのは完全民営化されたら真っ先になくなるのでしょう。
日本では1988年になくなってしまいました。
ちなみに今回の寝台は、前回のComfortより若干高いDeluxにしました。
ComfortとDeluxeの違いは、Comfortは1つのコンパートメントに4つのベッドがあるのに対し、Deluxeは1つのコンパートメントに3つのベッドがあります。
一見Deluxeの方が快適のように思えますが、
「3段ベッド!」
正直Comfortの方が快適でした。ただ、Deluxeでもらったアメニティの方が若干豪華でした。
Deluxe
Comfort
ということで、イタリア半島に渡り終ったあとは、ベッドでぐっすり眠りました。
つづく
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