夜明け
2015年9月25日
5:00起床
昨日と同様、5時過ぎにホテルを出発し、レンタルバイク屋の前に行った。おばさんがいた。毎日ご苦労様である。
「今から午前7:00まで2500チャットだよ。」
と言われたので、レンタルして日の出を見に行った。
今回日の出を見に行った場所は「シュエーサンドー・パヤー寺院」。
この辺でおそらく一番見晴らしのいい寺院である。場所は昨日バッチリチェックしておいたので問題ない。
寺院には5時30分頃に到着したが、すでに先客でいっぱいだった。
ということで何枚か。
日も昇り、時刻も6時30分頃になったので戻ることにした。
途中、托鉢のお坊さんがいた。レンタルバイク屋にはちょうど7時ごろに戻った。
ポッパ山
今日はこれからポッパ山に行く。突き出た岩山の上に寺院があるらしい。
ホテルで朝食をとり、8時半前にチェックアウトした。荷物はホテルで預かってもらった。
8時半過ぎに車が来た。既に2人乗り込んでいた。日本人カップルである。
ということで、私とリア充2人とドライバーでポッパ山に向かった。
2人とも観光客ではなく、ミャンマー語を学ぶ為にミャンマーに来ているらしい。もうすぐ帰国するのでミャンマーを一周することにしたらしい。
ポッパ山までは、車で2時間半ぐらい。ただ車に乗って頂けなので、特段何も書くことはない。ということで景色を眺めているうちに、目的に地に着いた。
てっぺんまで約20分ほどかけて階段を上った。それだけで結構疲れた。
現地の観光客も結構いた。
特に何もすることなく、また2時間半ぐらいかけて、バガンに戻った。途中、バガン駅の近くまで来たので、運転手に「ヤンゴン行きの切符を買いたいから立ち寄ってくれ」といったら、
「切符は出発の1時間前に売り出されるから、16時になるまで販売されない。」と言われた。
「本当か?」と言ったら、「本当だ。何なら確かめに行くか?」と言われた。かなり強気に言われたので立ち寄りを断った。
しかし、出発の1時間前まで切符を販売しないとは、何とものんびりな国である…。
再びバガン
13時ごろ。
ホテルに戻ってきた。あと3時間ぐらいあるので町を一回りし来ると言ってホテルを出た。
レンタルバイク屋の前を通ったら、おばさんに出会った。
「今からどこに行くの?」
「ちょっと散歩してくる。ここにはあと3時間ほどしか要られないからね。」
「それならバイクで見て回ったら?今日も暑いから歩くと疲れるよ。2500MMKでいいから。」
ということで三度バイクをレンタルした。
主要な寺院は昨日大体行ったので特に行きたいところはなかったが、1か所だけ行き忘れていたところがあったので、そこに行った。
立ち去ろうとしたら、女性に話しかけられた。私についていろいろ聞いてきたので2人で会話していた。
途中ですぐそばの彼女の小さな店に行って話した。話のついでに土産物を売ってきた。仕方ないので安いものを買ってあげた。
再び木陰に行き、「のんびりリラックスして」みたいなことを言われたので、現地人みたいにただのんびり、ボケーとしながら現地人の会話を聞いていた。
途上国でありのままのんびり暮らす人生と、先進国で新しい技術を求めて精進するのと、果たしてどちらの方が幸せなんだろうか…。
なんて考えながら、結局残りの時
間ずっとここにいた。
そろそろおいとましなければいけない時間になったので、お別れした。
急いでレンタルバイク屋へ戻ってバイクを返し、ホテルに行った。
荷物を受け取り、タクシーを呼んでもらった。5分ぐらい待っていたらタクシーが来た。
タクシーの運転手にバガン駅まで連れて行ってもらった(7000チャット)。
駅には16時20分に到着した。予定より20分遅れた。チケット窓口は開いていなかった。確かに運転手の言ったとおりである。並んでいる人は誰もいなかったが、そのうち売り出すだろうと思って一応並んでおいたら、駅員っぽい人が来て、窓口を開けた。
「スリーパークラス」と言ったら、”16500″と書かれた紙を渡された。
つまり、16500チャットである。US50ドルを予想していたので、うれしかった。
私が切符を買っている最中に、私の後ろに切符を買いたい人が集まってきて、列ができていた。
あらかじめ並んでおいてよかった。ということで列車を待つ。
16:50
列車は来ない。あ~あ、遅刻だろうな~。
17:00
列車が来る気配はない。遅刻確定である。しかし出発前から遅刻とはミャンマー国鉄もなかなかいい度胸である。
…
17:30
ようやく列車が来た。みんな一斉に乗り込んだ。
入線
ちなみに列車は8両編成で、寝台車 + 食堂車 + セカンド + セカンド + セカンド + セカンド + セカンド + 荷物車というような編成だったと思う。
寝台車はコンパートメントが4つあり、それぞれ4つのベッドがあるので、1両あたり16人が乗ることが出来る。
16時間も座ってられないので、何はともあれ寝台車に乗れてよかった。形は日本で言う「A寝台」というやつである。
私のコンパートメントには私しかいなかった。つまり使い放題というわけなのだが、あまり綺麗に清掃されていなかったので、自分の座席だけ座っていた。
一応言っておくと、ミャンマーを走っている車両は、ディーゼル機関車かディーゼル気動車、客車だけである。
他のブログではよく、「電車が」、「電車が」と書いてあるが、「電車」は走っていないのであしからず。
列車が出発する前に、一人の青年が私のところに来てこうに言った。
「私はあなたのウェイターです。私があなたに食事を持ってきます。なぜならこの車両には通路がないからです。」
確かに通路がない!!
「夕食はフライドライス、チキン、ビールでいいですか。また明日の朝食はハムエッグとコーヒーでいいですか」と言ってきたので、「それでいい」といった。
「次の駅には19時30に停車するので、その時にご用意します。」と言い残して消えていった。
とうことで列車が17時40分にバガン駅を発車した。これから16時間の長旅である。
出発から既に40分の遅刻だが…。
列車が走り出し、あたりがどんどん暗くなってきた。
森林の中を走り抜けながら夕暮れを見たり、遠くの空で雷が光っているシーンが印象的だった。
線路の保管状態が悪い為、横揺れならぬ、「縦揺れ」も定期的に起こるのがすごかった。
例えるならば、
震度4~5の揺れが、16時間の間、1分間に1回は必ず来るみたいな感じ。
19時30分ごろに停車した。どうやら駅に着いたらしい。ウェイターが食事を持ってきた。
どうやら遅れるのは日常茶飯事らしい。「お金は明日でいい」といわれた。
9月26日
7時ごろ起床
列車は順調に走っているようだ。
途中で列車行き違いのために数十分停車した。
その時ウェイターが朝食を持ってきて、後ほど集金に来たので支払った。
10:30
本来の到着時刻である。遅れることは想定内だが、景色は依然として緑ばかりである。
12:30
ようやく周りの景色が変わってきて、少しずつ町らしくなってきた。
ところどころ駅があり、反対車線で列車を待っている人たちも所々いた。
13:30
ようやくヤンゴン中央駅到着。結局4時間ほど遅れた。
遅れることは予想していたが、まさかここまでひどいとは…。
列車には約20時間ほど乗っていたことになる。乗車時間だけはトワイライトエクスプレス並だ。
でもまあ面白かったので良かった。
ヤンゴン中央駅に到着すると、さっきまで空が晴れていたのに急に通り雨が降ってきた。
「…」
雨が止むのを待ってから、ホテルを探すことにした。
つづく
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