セットプラスでガンビアへ
2017年7月16日
朝6時に起床。
今からガンビアに行く。
どうしてガンビアに行くかというと、
「ただ何となく…(終日ダカールにいても仕方ないし…)」
そして、どうしてこんな朝早くに出発するかというと、
ダカールからガンビアまでは、セットプラスという8人乗りのボロボロの車で行くわけだが、
このセットプラスというのは、7人の乗客がそろわないと発車せず、
人がそろうまで何時間も待たされるからである。
そうなれば到着がどんどん遅れてしまう。
またガンビア内でフェリーに乗るらしいのだが、これもタイミングによっては数時間待つこともあるらしい。
だから早く出発することにした。
ちなみにセットプラスとは、セット(フランス語で7)、プラス(+運転手)という意味らしい。
夜明け前
ガラージュ・ピキンへの行き方
6:10
急いで支度をしてホテルを出る。
当たりは真っ暗。道は先日確認しておいたので、バス停まで15分ほど歩いて行った。
どのバスに乗ればいいのか正直よくわからないが、どこかのブログで61番のバスに乗れば行けると書いてあったので、それを信じて61番のバスが来るのを待った。
10分ほど待って来なかったらタクシーで行こうと決めておいた。
すると5分ぐらい待ってからいきなり61番のバスが来た。
運がいいなと思いながら、バスに乗った。
料金は250CFA。所要時間15分弱。
下車の案内はもちろんなく、どこで降りたらいいのかもよくわからないので、スマホのGPSで自分の位置をずっと確認していた。しかし便利な世の中になったもんだ。
自分が降りたいところでバスが停まったので、そこで降りた。
そこから5分ほど道なりに歩くと、写真で見たような建物が見えてきた。
どうやらここがガラージュ・ピキン(Gare routiere des Baux maraichers)らしい。
入口
地図
中に入って適当に歩いて行くと、話しかけられる。
男「どこに行きたいんだ」
私「バンジュール!」
男「ついてこい」
という感じで、バンジュール行のセットプラスが集まっているところに連れて行かれる。
ここで集計している人にバトンタッチ。
男「Où veux-tu aller?」
「???」
何を言っているかわからなかったので、とにかくドラクエの呪文のように、「バンジュール!」と唱え続けた。
すると近くにいた女性が英語で通訳してくれた。
女性「助手席と後部席どっちがいい?助手席は7000CFAで後部席は8000CFAよ。」
(助手席の方が安いのか…)と思いながら、助手席の方がよかったので、「助手席」と言った。
すると、「荷物代も含めて8000CFAよ」ということで、8000CFAを集計係に渡した。
それからセットプラスが出発するまで、辺りでブラブラしていた。
料金表
辺りの雰囲気
こんな蒸し暑い中、よく車の中で待てるよな…
ドナドナ… 売られていくんだろうな…
7:30ごろ
ようやくセットプラスが出発した。
結局バンジュールまで5時間半かかった。
休憩は1回のみ。そしてそれは原則、運転手がトイレに行きたくなった時。
することが無かったので、景色ばかり見てました。
バオバブの木(多分)
13:00ごろ
車が止まり、荷物を持って降りるように言われる。
なんとなく、どこかに到着したような雰囲気だ。
周りを見渡すとほんのちょっと賑やかであり、お金を持った女性たちがたくさん近づいてきた。
両替屋である。
この時初めて、行先は「バンジュール」ではなく、「バンジュールに行くためのセネガルとガンビアの国境」だったということに気が付く。
ああ、そうだったのね。
というか、まだ完全に状況を把握できていない。
ひょっとして、出国・入国の手続きが完了したら、再びセットプラスに乗り込むんじゃないのかと。
そう考えながら、セネガル、ガンビアのイミグレーションに向かった。
つづく
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