2020年1月30日~2月26日まで南米旅行に行ってきました。
この頃の南米は、新型コロナウィルスの感染者もおらず、何の影響も受けることなく旅行をすることが出来ました。
ちなみに、2020年2月時点におけるベネズエラの通貨、『ボリバル・ソベラノ(BsS)』の為替は、以下の通りでした。
1USD = 78,000BsS
なお、このブログを書いている時点(2020年8月1日)では、1USD = 268,000BsS になっていました・・・。
1USドル ≒ 4ブラジルレアルでした。
2020年2月14日
11時間の夜行バスでの移動を終え、ようやくサンタエレナのバスターミナルに到着。
とりあえずここでで朝食をとる。100,000BsS
その後ブラジル国境に向かうためにタクシーの運転手に話しかけたのだが…
「国境までは80レアルだ。あいのりなら20レアルだが、4人揃うまで出発しない。」
と言われた。
行きは国境からバスターミナルまで1人20レアルで来れたのに、この値段の違いは何なんだ!?
ということで、とりあえず40分ほど待ってようやく3人揃ったが、あと1人が揃う気配なはい。
見たところ、タクシーの運転手もうずうずしている。それならさっさと私たちを送り届けたらいいのに…。
その辺がベネズエラに来て感じた”効率の悪さ”だ。
白タク
時間もったいないなあ~、どうしようかなあ~、と思っていると、いきなり女性に話しかけられた。
「あなた、この写真に写っている人ですか?」
彼女のスマートフォンを見てみると、確かに私が写っている。
それはなんと、私がカナイマでツアーガイド・エリアルと一緒に写した写真だった。
どうやらこの人がエリアルの友達で、私を探しにバスターミナルまで来てくれたらしい。
何たる偶然!
ということで、彼女が乗ってきた車(別に運転手もいる)に乗り込んで、ベネズエラ国境に行くことになった。
行きと同様、ベネズエラ国境で出国手続き、ブラジル国境で入国手続きを済ませて、ブラジル・パカライマのバスターミナルに戻ってきた。
ベネズエラとブラジルの国境
ブラジル・パカライマ
ようやくブラジル・パカライマに戻ってきた。
ブラジルの田舎町でも、ベネズエラとはものの豊かさが明らかに違うということが実感できる。
ここに来るまでは、パカライマでさえ危険な町だと思っていたのに、この安心感はいったい何なんだ!?
さて、ここから行きと同様ボアビスタを経由してマナウスまで行くわけだが、どうやらパカライマからマナウスまでの直通バスがあるらしい。
しかも値段は150レアルなので、行きよりも30レアル安い。
クレジットカードで払おうとしたが、現金払いしかできなかった。
ということで現金払いする。残金が100レアルを切ってしまったがまあ仕方ない。
こちらはベネズエラ プエルトオルダス~サンタエレナのバスチケット。 アナログ式
こちらがブラジル パカライマ~マナウスのバスチケット。 デジタル式
経済格差はこのようなところからも見て取れる。
ということで、マナウスに戻る準備が完了。あとは4時間ほどの時間つぶしをするだけ。
彼女と別れようとすると、こう言われた。
「あの、お金払ってよ。」
「何のこと?」
「あの車のタクシー代。70レアル。」
「…(お金とるのかよ…)」
と思ったが、まあいろいろと丁寧に案内してくれたので仕方ない。ということで70レアル払った。
そして彼女とは別れた。
この時点で残金が10レアルほどになってしまった。
パカライマ・バスターミナルの待合場にて
「そろそろお金を引き出さないとヤバイな…」
ということで、この付近に唯一存在する銀行、Banco do Brazilに行った。
ATMにクレジットカードを入れる。しかしエラーが出て使えなかった。
念のため別のクレジットカードでも試してみる。しかし別のカードでもエラーが出てしまった。
海外ではたとえ正規のクレジットカードでも、相性によってお金が引き出せないときがある。
マナウスでも何回かあったけど、金欠のときにこれに出くわすのは結構ピンチである。
本当にお金がスッカラカンになってしまった…。ヤバイ…。
…
でも良く考えると、ベネズエラに入国するために準備した、”隠しUSドル”があるではないか。
付近にはカンビオ(両替人)も沢山いるので、そのUSドルをブラジルレアルに両替することにした。
ということで、
100USドル → 400レアル
に両替して、一応金欠問題が解決した。よかった。
その後バスターミナルで数時間の暇つぶし。
バスは16時半に出発し、翌日午前7時過ぎにマナウスのバスターミナルに到着しました。
バス出発の時
アスタラビスタ、ベネズエラ。
またいつか。
終了
コメント