「オデッサ・デーの開始を早めるしかないな…」
お勧めの曲:風にひとりで
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オデッサ…
ガンダム好きなら絶対に知っている地名である。
しかし、実際にどこにあるかまでは知っている人は少ないと思う。
(私もオデッサに行こうと決めるまで、どの辺にあるか正直よく知らなかった…)
オデッサは、機動戦士ガンダムの第24話「迫撃!トリプル・ドム」、第25話「オデッサの激戦」に登場する。
オデッサは、ウクライナ南部、黒海に面した港湾都市であり、人口は約99.3万人。
重要な貿易港を持ち、またこれまでの歴史上様々な国の支配を受けてきたため、非常に国際色豊かな都市となっている。ロシア帝国からソビエト連邦時代に発展を遂げたため、主に現地人の間で使用されている言語はロシア語であるが、公用語はウクライナ語のみとなっている。住民はウクライナ人、ロシア人、ユダヤ人、ギリシャ人、ルーマニア人、ブルガリア人、トルコ人と多種多彩であり、今でもウクライナ国内の中ではユダヤ人の割合が最も高い都市である。
オデッサの歴史
第二次世界大戦中は1941年8月から10月にかけて激しい攻防戦が行われ、ドイツ軍とルーマニア軍により占領された。その後、1944年4月に赤軍が街を奪還した。
1960年代から1970年代にかけて、造船を中心として製油、化学工業、金属精錬などの重工業が発展し街は飛躍的に発展した。1970年代以降にはソ連の政策もあり、多くのユダヤ人がイスラエルやアメリカ合衆国へと移住した。1991年にウクライナが独立すると、オデッサはウクライナ領となった。現在ではウクライナ海軍の基地や漁業拠点がおかれている。
(Wikipediaから抜粋)
黒海を眺めて
機動戦士ガンダムでは、一年戦争の転換点となった戦いである「オデッサ作戦」の舞台であり、地球連邦軍による最初の大規模な反攻作戦として描かれている。
この作戦により、地球連邦軍は貴重な鉱物資源を産出する中央アジア~ヨーロッパ間の鉱山を、ジオン軍から奪回し、同時にヨーロッパのミリタリーバランスを一変させようという目論見もあった。
戦いは大規模な戦力の集中を行った連邦軍がジオン軍を圧倒し、作戦目標の達成に成功した。そして以後、戦争の主導権は完全に連邦側の物となる。
実際劇中では、ここにジオンの鉱山採掘基地があり、キシリア・ザビ配下のマ・クベ大佐が統治していた。
「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えても見ろ…我々がジオン本国に送り届けた鉱物資源の量を…ジオンは、あと10年は戦える!!」
と言っていたが、2ヵ月後に終戦となる。
ウクライナの天然資源について調べてみると、
どうやらウクライナは、鉄鉱石、マンガン、ウラン、ジルコニウムなどの天然資源を産出している国らしい。
・鉄鉱石 … 言わずと知れた鉄である。
・マンガン … 主に電池として使用される。
・ウラン … 核燃料である。ちなみにモビルスーツは核燃料で動いている。
・ジルコニウム … ジルカロイと呼ばれるジルコニウム合金が原子炉の燃料棒の被覆材料(燃料被覆管)や沸騰水型原子炉用燃料集合体のチャンネルボックスの材料として利用される。
※燃料被覆管(ねんりょうひふくかん)とは、原子炉で核燃料が放出される放射性物質を、外部に漏らさないように封じ込めるために用いられるもので、原子炉の多重防護(5重の壁)の一つとされる。
参考にしたサイト
資源について
リンク
JOGMEC 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
リンク
驚いたことに、これらの資源はモビルスーツを量産するうえで最低限必要な資源であり、それらがウクライナで採れるのである。
機動戦士ガンダムの世界では、新たな鉱山がオデッサ近郊で発見され、地球連邦軍とジオン公国のミリタリーバランスを一変させるような軍事拠点になっているのであろう。
(いや、そういうことにしておこう…)
私は2015年8月にオデッサを訪れました。
当時はロシアがクリミア半島併合をして半年後という、ちょっと緊迫した世界情勢でしたが、
オデッサに関しては平和でした。
オデッサ自体は非常に小さな町で、数時間あれば大体見て回れます。
私は歩き疲れたので、ポチョムキンの階段に座り、30分ぐらいボケ~としながらずっとオデッサの海を見ていました。
mp3プレーヤーで「風にひとりで」を聞きながら…
そして最後に、オデッサの戦い (1941年)、ロシアとのウクライナ紛争、そして…
オデッサ作戦に参加した、全ての戦死者に対して、哀悼の意を表し、敬礼!
しておきました。
(私が・・・、上手にできなくて、すみません…)
そして時間が来たのでポチョムキンの階段を後にしました。名残惜しかったです。
現地レポート記事の詳細はこちら ↓
【ウクライナ】ウクライナ旅行04 聖地巡礼、港町オデッサ一日観光
【ウクライナ】ウクライナ旅行05 ボルシチと黒海ダイビング
次回
君は、生き延びることが出来るか…
つづく
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