バガン遺跡
2015年9月24日
5:00起床
服を着替えて、昨日約束したバイクレンタルのところへ行く。
既に電動バイクを準備してくれていた。7000チャットを払って、日の出を見るため出発。
バガンの町並み
運転してすぐに気がついたことが。
何とサイドミラーが固定されていないため、後方車両を確認できない。手で絞めてもちょっとスピードを出せばすぐ緩んでしまう。
これはヤバイだろと思いながら対向車線のバイクに目をやると、
「サイドミラーない!」
どうやらこの国ではサイドミラーぐらいでは動揺しないらしい。
確かに危険はお互いクラクションを鳴らして感づかせ合っていたなあ…。
ということであまり意識しないことにした。郷に入っては郷に従えである。
目指したのは「シュエサンドー・パヤー」という寺院。
なぜならここがこの辺で登ることが出来る一番高い建物だからだ。場所はオールドバガンにある。
けっこう走ったつもりだったが初めて走る道路だし、あたりはまだまだ真っ暗なので自分がどこにいるのかわからない。
地図を見てもよくわからかったし、ここからあとどれぐらいの距離があるかわからない。
夜もそろそろ開けてきたので、最悪でも早くどっかの見晴らしのいいところに上る必要がある。
そう思っていると、私みたいなバイクが道路を通り過ぎた。
「おそらく彼らは旅行者で私と同じように日の出を見に行くのだろう」と勝手に判断し、彼らの後を追うことにした。
5分ほど走り見えなくなった。どうやら寺院に着いたらしい。
その寺院がなんという名前かわからなかったし、自分が今どこにいるのかもわからなかったが、そろそろ夜もあけてきたので、私もその寺院でバイクを止め、寺院に上ることにした。
女の子に「こっちだよ」みたいな感じで案内されたのでついていった。
私を含め7人ぐらいしかいなかった。夜が明けみんなで日の出を見ていた。
日が昇ってきたので、そろそろホテルに戻ることにした。
そのとき、その寺院のそばに住んでいる10歳ぐらいの女の子に話しかけられたので、会話した。
彼女は日中は学校に行っているが、終わったら家の手伝いや仕事(ポストカード売り)をしていらしい。
英語は外国人観光客を会話することで覚えたらしい。頭が下がる。m(_ _)m
午前7時ごろにホテルに戻り、朝食を取った。
食事をした後、暑さと戦いながら1日かけてバガンにあるたくさんの遺跡を見て回った。
バガンの詳細に関してはこちらを参考にしてください。
バガン
ということで適当に何枚か
ローカナンダー・パヤー
シュエサンドー・パヤーから
シュエサンドー・パヤー
あまり人がいない寺院
日本人墓地
牛とサボテン
ということで、世界三大仏教遺跡制覇である。
(インドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワット)
夕暮れが近づいてきた。たまたま近くに上れそうな寺院を見つけたので、そこに上って夕暮れを待った。
この日は非常に暑く、またかなり活発に動き回ったのでヘトヘトだった。
ということで非常にすばらしく感動したバガンだったが、実はここバガンは世界遺産ではない。なぜなら以下の点に反しているかららしい。
“近代的な建材を使用し、無計画に遺跡の、寺院などの建造物を修復”
“軍事政権がゴルフコース、舗装された高速道路を建設したり、近郊に高さ61mの展望台を建ててしまったため”
確かに建物の修復はコンクリートで行われていたような気がするが、貧しい国なんだしそれぐらい仕方ないと思う。
展望台やゴルフ場があったのは気がついたが、それほど景観を損ねていなかったし、2つともたいしたものでもないので、その気になれば取り壊せばいいと思う。
舗装された道路もあったが、別に景観を損ねていなかったと思うし、逆に言えば舗装されていない道路があるほうが、車やバイクが運転しにくくて、事故の元になると思う。
そもそも「景観を損ねる」という表現に疑問がある。
京都は世界遺産の町だが、その割には「景観を損ねすぎている」と思う。私は特にあの京都駅が大嫌いだ。
とはいえ、私がここでぐだぐだ言っても世の中変わらないのでまあ別にいいんだが…。
私がバガンに行って思ったことは、たとえバガンが世界遺産であろうがなかろうが、非常にすばらしく見る価値があったものだったということ。
逆に言えば、たとえ世界遺産登録されていても、正直ショボイものもそこそこある、ということ。
結局は自己満足出来るかどうか、ということか???
ついでだから、世界遺産の条件を調べてみた。
http://www.unesco.or.jp/isan/decides/
これなら解釈次第では、私の大好きな「秋葉原」も世界遺産登録が出来そうな気がするんだが…
「人間の創造的才能を表す傑作」とか、「無二の存在」とか、「顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品」とか合致していると思うが・・・。
(どうやら古い新しいはあまり関係ないっぽい)
日が暮れてきたので、ホテルに戻ることにした。途中安そうなレストランに入り、夕食を済ませた。
明日の予定を決める必要がある。バガン遺跡は大体見て回ったので、近郊に何かないか調べた。
ポッパ山というものがあるらしい。車で数時間で行けるようだ。10000チャットでツアーを企画していたので申し込んだ。
レンタルバイクを返却しに行った。
明日も日の出を見たいと思ったので、交渉して2500チャットで借りることにした。
ホテルに戻り、蚊を数匹殺してから寝た。
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