2025年1月にバルパライソという街に行ったので、その時のことを書きたいと思います。
●バルパライソ
首都サンティアゴから約120km西に位置しており、カラフルな街並みが特徴的な港湾都市です。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、南米有数の貿易港として繁栄しました。
2003年に「バルパライソの海港都市の歴史的街並み」としてユネスコの世界遺産に登録されたようです。
丘の斜面に色とりどりの家々が密集しており、独特の景観を作り出しているカラフルな街並みや、
街の至る所に壁画やグラフィティが描かれており、芸術的な雰囲気が漂っているストリートアートで有名です。
街の名前である「バルパライソ」は、スペイン語で「天国の谷」という意味で、その美しい景観からその名がつけられたらしいです。
●観光の見どころ
・丘の斜面に広がるカラフルな家々
・数多くのストリートアート
・ケーブルカー(アセンソール)からの眺め
・港湾エリアの歴史的な建物
など
●バルパライソの行き方
サンティアゴからバルパライソへの移動は、バスを利用するのが一番理想的だと思います。
主要なバス会社としては、Turbus、Pullman Busという会社があり、私はTurbusを利用しました。
チケットはバスターミナルの窓口でもインターネットでも買えるようです。
私はバスターミナルの窓口で購入しました。
・バスターミナルの場所
アラメダ・ターミナル (Terminal Alameda)
地下鉄1番線のEstación Central駅
サンティアゴの主要なバスターミナルで、ここからチリのあらゆる方面へ向かうバスが多数出ています。
地下鉄1番線にはpajarito駅にパハリート・ターミナル(Terminal Pajaritos)もあり、こちらからでも乗車降車出来ます。
しかし初見だとちょっとわかりにくいかもしれません。
https://www.urbanrail.net/am/sant/santiago.htm
メトロの路線図。赤色が1号線
・所要時間と料金
所要時間は約1時間30分~2時間です。私の場合、行きも帰りも1時間45分でした。
サンティアゴ~バルパライソ間は非常に人気路線であり、Turbusだけでも1時間おきに運行されているので、
他のバス会社も合わせるともっと本数が多いと思います。
料金はバス会社やクラスによって異なりますが、おおよそ3,000~8,000チリペソ程度です。
平日・休日によって料金が変わったり、往復割引などいろいろあるらしいですが、詳細はよくわかりませんでした。
私の場合、行きが8000ペソ、帰りが6000ペソでした。何で料金が異なるのかよくわからない(安くなったのでいいですが)。
サンティアゴ~バルパライソの道のり
・座席に関して
座席に余裕があれば、自分の指定した席に座ることができます。
バスの座席の種類ですが、料金が低い順に、『セミカマ』、『サロンカマ』、『プレミアム』というのがあります。
『セミカマ』はいわゆる飛行機のエコノミークラスの座席で、特に指定をしなければこれになります。
また、チリのバスは2階建て車両が多く、座席番号によって1階席か2階席かがわかるようになっています。
確か座席番号1~17番は1階、18番からは2階席になります。
ということで私は以下のようにスマホに記載して、チケットを購入しました。
hacia Valparaiso (バルパライソ行)
semicama (セミカマ)
segundo piso (2階席)
lado de la ventana (窓側)
por favor (よろしく)
サンティアゴを出発します
途中荒野を抜けていきます
バルパライソに到着しました
●バルパライソの町並み
そういうわけでバルパライソのバスターミナルに到着。
バスターミナルの近くにインフォメーションがあったので、そこで見どころを聞くことにしました。
地図
左側の海岸にかけての辺りが見どころらしいです。
街にはスリがいるので持ち物には気を付けるようにと言われましたが、特に問題ありませんでした。
あとは適当に観光するのみです。
街の雰囲気を体感したかったので、待ちの中心地までは歩いて行きました。
途中急な斜面を登ったりもして、結構疲れました。
街並みは現地のローカルバスが走っていますので、これに乗ることができます。
値段は460ペソでした。
バルパライソは急な斜面に多数の建築物、家屋が立ち並ぶ町並みが特徴です。
そのため市内には、斜面を重力のみによって登り降りするアセンソール(Ascensore)と呼ばれる乗物があります(スペイン語でエレベータの意)。
アセンソールは19世紀から市民の足として利用されてきたようです。
1回100ペソで乗車することができます。
ということで街並みの写真を何枚か
●感想として
非常にカラフルな町並みで魅力的でした。
肯定的な見方をすれば「アート」、否定的な見方をすれば「落書き」が多い街です。
バルパライソに限らず、サンティアゴも壁の落書きが非常に多かったので、これがチリのお国柄なのかなと思って見ておりました。
続く


























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