ガンダム聖地巡礼シリーズ 第60話 Vガンダムの舞台となった東欧の街プラハ

ガンダム聖地巡礼

「ウーイッグのお嬢さんは嬢ちゃんをやってりゃいいんだ!」



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今回のテーマであるチェコ共和国の首都プラハは、機動戦士Vガンダム 第1話『白いモビルスーツ』、第2話『マシンと会った日』、第3話『ウッソの戦い』、第9話『旅立ち』、そして回想シーンとして登場した第17話『帝国の女王』に、”ウーイッグ(Woowig)”という地名として登場します。宇宙世紀0153年頃はウーイッグは地球に住むことを地球連邦政府から認められた人々が住む特別の街として扱われています。富野由悠季監督によれば、東欧に舞台を設定した理由を「Vガンダムはユーゴスラビア紛争をイメージした話」だから、としているようです。そして第3話では、ザンスカール帝国に抵抗する反乱分子が潜伏している拠点の一つとして、ベスパの空襲を受け、町は破壊されてしまいます。
劇中で描かれている街の描写はプラハの旧市街地であり、空襲によって破壊されてしまったカレル橋もしっかり描かれているのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下鉄プラハ駅というのは存在せず、国鉄プラハ中央駅の真下にある地下鉄の駅が、Hlavní nádraží駅です。

 

 

ポイント・カサレリア
劇中では”カサレリア”として登場。ウーイッグの西側に位置し、連なる山や谷の中の深い森に、地球連邦政府から認められていない不法居住者が寄り集まってできた集落で、物語の主人公ウッソ・エヴィンとシャクティ・カリンが住んでいた場所です。
機動戦士Vガンダム 第1話『白いモビルスーツ』、第2話『マシンと会った日』、第3話『ウッソの戦い』、第9話『旅立ち』、そして回想シーンとして登場した第17話『帝国の女王』に登場します。

地球上では地球連邦政府から居住を認められた者しか住む事が許されないが、それに反して地球に住んでいる不法滞在者たちが寄り集まってできた集落の一つであり、「カサレリア」という名前も彼等が勝手に付けた物で、南太平洋(ポリネシア)の言葉で「こんにちは、さようなら、ありがとう、ようこそ」等の挨拶を意味する言葉でのようです。

位置的には現在のヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港がある辺りで、空港の周りはのどかな田園が広がっています。飛行機でプラハに行った時は運よく窓側席だったので、上空写真を何枚か撮りました。
ちなみに私がプラハに訪れた時、挨拶で”カサレリア”とか言っている人は誰もいませんでした(まあ当たり前か…)。

 

 

 

カサレリア上空

 

 

 

コリーン
リガミリティアの最大の地下工場がある辺りです。第17話『帝国の女王』では、ザンスカール帝国のドゥガー・イク少佐が女王マリアに戦況を報告する時に、「Kolin」という土地も描かれています。クトナーホラというプラハ郊外の街に行く途中で30分ほど停車したので、駅周辺だけ軽く散策しました。

 

それぞれの位置

 

Kolin駅

 

トマーシュ・マサリク
モラヴィア地方出身の社会学者・哲学者・政治家で、チェコスロバキア共和国の初代大統領。チェコで流通している最高額の5000コルナ紙幣に肖像が使用されている。さらに、ブルノにマサリック大学という大学があるが、その名前は彼に由来する。
一方Vガンダムで登場したトマーシュ・マサリクは、ハイランドの子供達の中では最年長。オデロと共にガンブラスターのパイロットとなり、ホワイトアークMS隊の一員としてリガ・ミリティアの作戦に参加する。

実在のトマーシュ

 

作品でのトマーシュ

 

 

●行き方
とりあえずチェコ共和国・プラハまで行く。
59番バスが走っているのでバスの終点「Nádraží Veleslavín」まで行く。
ここでメトロA線に乗り換えて、市内中心部「Hlavní nádraží」駅へ行く。(2024年5月時点)
運賃は1日券や3日券がおすすめ。

 

 

次回
「観て下さい!」

 

つづく

 

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