ソロモン諸島旅行記01 ソロモン諸島に関する一般情報について

ソロモン諸島

ソロモン諸島に行ってきました。旅をしていて気が付いたことを書いていきたいと思います。





●ソロモン諸島とは?
ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、またその島々を国土とする島国である。国家としてはイギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国であり、首都はガダルカナル島にあるホニアラ。
6つ主要島からなる人口約70万人、100以上の部族方言をもつ多民族島嶼国である。1978年に英国統治から独立後は、国内政治が断続的に不安定だった。特に最多人口かつ親台湾が多いマライタ島(マライタ州)と中央政府のあるガダルカナル島(ガダルカナル州)が反目している。
オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。
国名は大航海時代の1568年、スペイン人探検家のアルバロ・デ・メンダーニャ・デ・ネイラがガダルカナル島で砂金を発見し、「ソロモンの宝」と名付けたことに由来する。
(wikipediaより)

 

ソロモン諸島周辺




●国の雰囲気・基本情報
非常に”超田舎”です。建物のほとんどが2階建てで、確か一番高い建物は2023年時点で4階建てだったと思います。でも最近は中国の支援(借款?)による建築援助が進んでいるため、将来的には大きな建物が建つかもしれません。

私はガダルカナル島の首都ホニアラしか行きませんでしたが、この町がソロモン諸島最大の都市になります。全人口が70万人ほどなので丁度よいという感じですかね。町には活気がありました。

 

 

 



●国民性
非常にフレンドリーで歩いているとすぐに話しかけてきます。今までにいろんな国に行きましたが今までで一番話しかけられたかもしれません。それぐらいフレンドリーです。
多くの人が私に「何をしにソロモンに来たんだ?」と聞いてきました。
私が「観光で来た」と回答すると多くの人が驚きました。理由は、ソロモンにくる日本人はそこそこいるらしいのですが、その大半がJICAなどの支援(労働)目的であり、観光できる人は珍しいからだそうです。
続いて「お前は日本人か、それとも中国人か?」とよく聞かれました。
「日本人だ」と回答すると、「そうか、それは良かった。私は中国が好きではないんだ」とほとんどの人が回答してきました。中国はどれだけ嫌われているんだ?

 



●街並み
2023年時点10月時点において、空港からホニアラ中心街までの約10km程度が舗装されています。
それ以外の道路も舗装されていますが、穴がたくさん開いているためスピードを出すことが出来ないという状況です。郊外に行くときは徐行運転になります。

2023年11年にPacific Gameという太平洋の国と地域が参加するスポーツ競技会があり、今年はソロモン諸島のホニアラで開催されるということで、急ピッチでホニアラ空港からスタジアム、ホニアラ市街までが舗装されたそうです。

街並みは”雑貨店”ばかりです。雑貨店の隣が雑貨店、またその隣が雑貨店という感じです。ほかのお店はありません。たまに飲食店があります。
雑貨店は18時には閉まります。飲食店も大体19時過ぎには閉まります。そして20時にはほとんどの店が閉まり、辺りは人気がなく真っ暗闇になります。
雑貨店も飲食店もオーナーの大半は中国人で、ソロモン人はそのオーナーの中国人の下で働いているという現状でした。中華料理店しかないため、結局地元料理を食べることが出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 



●移動手段
あんまりお金をかけたくなかったため、また現地の雰囲気を楽しむため、その大半をローカルバスを利用して移動しました。ローカルバスとして使われている車は、20~30年以上前に日本のどこかで使用されていたTOYOTAのハイエースです。一部の車は日本語表記がそのまま残っていました。

 


料金は基本的には3SBD(ソロモンドル。以下ドル)なのですが、マーケットセンターからルンガ(空港付近)より東方に行こうとすると4ドル以上請求されます。
(※4ドル請求されたり10ドル請求されたり無料で乗れたり、本当はいくらなのかよくわからんかったです。)

 

 

●バス乗り場
ホニアラ中心街のバス乗り場は2か所あります。
1か所はマーケットセンター前、もう一か所はHoniara City Council Officeです。
Honiara City Council Officeは、Holy Cross Cathedralの隣の広場です。まあ現地に行けばすぐわかります。
マーケットセンター前から出発するバスは、基本的には東西に移動するバスです。Holy Cross Cathedralの隣の広場から出発するバスは、山岳地帯の居住区に昇っていくためのルートを走行するバスです。
東西に移動するバスは基本的にはマーケットセンターで運行が終了になりますが、たまにマーケットセンターを越えて走る場合があります。その辺の運行ルールはよくわからんです。
バスに乗る前に自分の行きたい目的地まで行くかどうか確かめながら乗るのがいいと思いますが、
所詮3ドルなのであまり気にしなくてもいいと思います。バスは頻繁に走っていますし。

 

この辺です。

 

Honiara Central Market

 

この辺です。

 

Honiara City Council Office

 


●宿事情
ソロモン諸島にある宿の数は、諸外国と比較すると数が少なく、割高なところが多いです。
実際有名な宿検索サイトであるbooking.com、trivago、agoda、airbnbなどで調べても、数える程度しか検索には引っかかりません。
そしてその大半が割高価格であり、最低価格は日本円にして10000円付近のものが多いです。
4travelなどに投稿されている方々の記事を読む限り、質が悪い割には金額が高い宿が多いらしく、1泊500ドルぐらいで宿泊された方もいるようです(当時のレートはわかりませんが)。


しかしGoogle mapを拡大してみると小さな宿は多く存在するのが分かりますし、実際現地を歩いているとたくさんの宿が見つかりました。観光後進国だけあって、宿自体はそれなりにありますが、外国人に対するサービスが追いついていないだけだと思われます。
(※とは言ってもお世辞でも奇麗な設備ではないので、慣れていない人はちょっと割高ですが欧米人観光客が宿泊している、キタノメンナホテル、ヘリテッジホテル、キングソロモンホテルに宿泊される方がいいと思います。)

 

キタノメンダナホテル

 

ヘリテージパークホテル

 

キングソロモンホテル

 

プールもあります

 


私はこれらのホテルのロビーに勝手に潜り込んで涼んだり、テラスでビールを飲みながらボケーとしたり、備え付けのATMで現金を引き下ろしたりしていました。

 

 

ソロモン諸島では、現金を引き出す人が銀行にあるATMの前で長蛇の列で並んでいましたが、一流ホテルに備え付けてあるATMには人がほとんどいないので、利用させて頂きました。

 



旅慣れている人は、初日だけインターネットで予約できる場所に宿泊し、翌日からは自分で歩いて探すというのもありかもしれません。私の場合、1泊300ドルのところが見つかりましたのでそこに泊まりました。
宿のオーナーと仲良くなったので、2日目からは200ドルに値引きしてくれました。まああまり綺麗ではなかったですが…。
ということでご参考になれば幸いです。

 

私が宿泊した宿、City Motel

 

 

近くに教会もありました。

 

 




●観光事情
ソロモン諸島を訪れて分かったことは、ソロモン諸島は”観光資源が非常にたくさんあるにもかかわらず、観光業にほとんど力を入れていない国”ということです。非常にもったいない。

なお移動手段はローカルバス、タクシー、レンタカーになります。
2019年ごろまではレンタルバイクもやっていたようなのですが、なくなったらしいです。
現地で二輪車はほとんど走っていません。

観光オフィス。キタノメンダナホテルの隣にあります。
ここの職員に話しかけると何件か紹介してくれます。
営業時間は月~金 9:00~17:00ぐらい。月曜日の午前中は会議のため客対応をしていないようです。
国民性のためか非常にのんびりしていて、あまり期待しない方がいいです。

 

カーレンタル。昔はここでバイクの貸し出しもしていたようですが、今はしていませんでした。




●ダイビング事情
ホニアラには非常にきれいな海があるにもかかわらず、ダイビングショップがありません。
かつては数件存在していましたが、近年の不景気で潰れてしまったらしいです。
ショップとしては何とかして再建しようとしているようですが、メールを送っても返事が返ってこないので、現地に行って直接交渉するしかないですね。週に数日開いているようです(ダイビングをしているかどうかは不明)。

 

 

 

Tulagi Dive




ホニアラ以外にはGIZOという離島にダイビングショップがあります。こちらは2023年時点でも営業していましたが、ホニアラからGIZOは1000km以上離れています。
行くのは結構大変ですが、非常にきれいな場所らしいので、こちらに行ってみるのもいいかもしれません。

 




つづく

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