2015/8/2
午前1:50起床。
やべー、寝過ごした。マジでやばい…。飛行機出発まで残り90分しかない。
ということで急いで着替えて部屋を出た。
2:00 チェックアウト
ホテルの受付でやたらとダラダラ対応された。
その上「ホテル税がかかるからAED20払ってくれ」と言われた。
私は「インターネットで申し込んだときに税金も含めて払っている」と言ったが、なんか言われた。
何を言っているのかよくわからなかったし、そもそもここで議論している場合ではないので、
さっさとAED20払ってホテルを出た。
2:10 ホテル出発
ホテルを出るとタイミングよくタクシーが来た。飛び乗って、「空港まで」と言った。
国際線搭乗の時に寝過ごしたのは今回で2回目だが、そういう時に限って
空港から5km圏内のホテルに泊まっている。自分で言うのも何だが悪運が強い。
2:20 空港到着。
急いで受付を探す。乗客は誰もいなかったが、どうやらまだ受付をやっているようだ。
何とか間に合ったよかった。
間に合ったものの搭乗はすぐ始まるので、急いで出国を済ませゲートへ向かった。
ということで、AEDの換金ができなかった。仕方ない。また帰国時にでもするか…。
これから約5時間半のフライトである。
利用する航空会社は、「ウクライナ国際航空」。日本ではお目にかかれない航空会社である。
ちなみに飛行経路はちょうどイラクの真上を飛ぶので、よくよく考えたらけっこう危ない…。
搭乗手続きが始まり、飛行機に乗り込んだ。シートの後部座席にモニタはなかった。
寝るか、持参のタブレットで暇つぶしするしかない。
飛行機は午前3:20に乗り場から離れ、4時前に飛びったった。
座席の前の網かごを見ると色んな雑誌が入ってある。その中にメニューみたいなものがあった。
「メニュー?」と思いながら取り出してみると、まぎれもない「有料メニュー」である。
つまり、このウクライナ国際航空(ドバイ~キエフ)は、5時間半も飛行する国際線にも関わらず、サービスがLCC並なのである。
モニタなし、機内食なし、ブランケットなし、ロシア語なまりの英語アナウンスである。
しかも機内食はどうやらユーロしか使えないらしい。マジで最悪だ。
ちなみに座席幅は狭くはなかった。これは欧米サイズに合わせているからだろう。
LCCでもないのにLCC並の質ということは、むしろLCCよりたちが悪い。
(ラオス航空の2時間ほどのフライトでも軽食が出たのに・・・)
皆さんも利用する機会があれば気を付けて下さい(ていうか、乗らん方がいいよ・・・)。
・・・
仕方がないから機内で爆睡した。
でもいい経験ができてよかった。これだと今後LCCに6時間ぐらい乗っても何とか耐えれそうだと思った。
そうしている間に、飛行機は定刻通り午前8時にキエフのボルィースピリ空港に到着した。
空港から町の中心へ
空港でユーロをウクライナクリブナ(UAH)に両替した。
現地で円は使えないと書いてあったので、今回はユーロと米ドルを用意していったが、空港ではJPYも両替できるようだ(レートはよくわからない)。
ちなみに街中のいたるところで両替所はあったが、両替できる通貨はUSD、EUR、RUS(ルーブル)、そして一部でGBP(英ポンド)だった。
これからとにかく町の中心へ向かう。地球の歩き方によれば、空港から町の中心までは、322番のバスに乗ればいいらしい。
確かにあった。60UAH(約360円)だった。50分ぐらい乗って街の中心・キエフ駅に到着した。
本日は夜行で移動する為、ホテルをとっていない。なのでどこかに荷物預かり所がないか確認した。
あった。よかった。24UAH(約150円)だった。けっこう安い。
荷物を預けて街を探索した。
訪れたところは、
キエフ大聖堂
ペチェールスカ大聖堂
アンドレイ教会
聖ミハイル黄金ドーム修道院
独立広場
などなど。
ウクライナでは教会で挙式するのが流行っているらしく、何回も出くわした。
(アンドレイ教会の写真の右下あたり)
独立広場には多くの人がいてにぎやかだったが、至る所に遺影があった。
おそらくロシアとの紛争でなくなった人たちのものだろう・・・。
移動は主に徒歩かメトロ
日本のエスカレーターの約2倍のスピードで、3分ぐらい降りたところにプラットホームがある。
かなり深いところを走っている。当時の旧ソ連の技術力はなかなか恐ロシアである。
それにしても暑い…。
湿気がないので日陰にいれば涼しいが、とにかく暑い。
どう考えても35度近くある。昨日はドバイにいたので、何となく暑さ対策にはなっているが…。
今回ウクライナを選んだ理由の一つに「避暑地」というのもあったのだが、これは大ハズレである。
しかし夏がこんなに暑いということは、ウクライナの1年間の気温の変化は、-30度~35度ぐらいということである。ウクライナ人も結構大変なんだな…。
20時30分ごろになってようやく暗くなり、21時ごろからまさに夜になる。
私は午後22時前発の寝台列車に乗るため、キエフ駅に行き、荷物を受け取った。
列車は事前に用意しておいたバウチャーとパスポートを見せることで乗れる。
日本でいうB寝台というやつだ。
ちなみに車掌の大半は女性である。
列車は定刻通り出発し、翌朝6時半ごろオデッサに到着した。
きみは、生き延びることができるか…
(つづく)
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