マナウスにあった壁アート
2020年1月30日~2月26日まで南米旅行に行ってきました。
この頃の南米は、新型コロナウィルスの感染者もおらず、何の影響も受けることなく旅行をすることが出来ました。
2020年2月6日
この日の予定は、午後17時発のバスに乗って、国境の町、パカライマに行くことです。
理由は、
『ベネズエラに行きたいから』
です。
陸路でのベネズエラの行き方は、参考になるサイトが何件かあったので、それを参考にしました。
今回の旅行を終えて帰国するまで、あと3週間ほどあります。
Uberの利用なども含めて、インターネットが使えないと何かと不便なので、SIMを買うためにショッピングモールに行くことにしました。
ゲストハウスの受付で行き方を聞いて、409番のバスに乗るように言われたのですが、1時間たってもバスが来なかった・・・。
ということで諦めて、ホステルに戻って適当に時間を費やしました。
「何とかなるだろう。また必要に迫られた時に買いに行けばいいや。」みたいな感じで。
程よい時間になったので、バスターミナルへ行きました。
2度もありがとう。さようなら、ホステルマナウス。
私が宿泊していたホステルマナウスからマナウスバスターミナルへは、203、205、209番のバスに乗れば行けます。
しかしどこで降りればいいかわかりにくいので、スマホのGPSを見ながら降りる場所を確認していました。
地図
これから陸路でベネズエラのギアナ高地を目指します。
ルートとしては、マナウスからボアビスタという町に行き、ボアビスタから国境の町パカライマに向かいます。
ブラジルの出国・ベネズエラの入国を終えた後、ベネズエラ側の国境の町であるサンタエレナ・デ・ウアイレン(通称サンタエレナ)に向かうというルートです。
何時のバスがあるのかを調べる必要があります。
「manaus boa vista bus」でgoogle検索すると、以下のサイトを見つけましたので、前日のうちに確認しておきました。
busca onibus
リンク
どうやらマナウス~ボアビスタ間は大体12時間ほどかかるようで、その乗車時間を考慮して、原則夜行バスを運行しているようです。ASATURあるいはEUCATURというバス会社が運営しています。
値段は大体150レアル(約4000円)
インターネット予約だと座席指定ができますが、手数料20レアルがかかります。
残座席を確認するとほとんどガラガラだったので、マナウスのバスターミナルの窓口で購入しました。
マナウスのバスターミナル
待ち時間があったので、ついでにボアビスタ~パカライマ間のバスチケットも購入しておきました。
値段は30レアル(約850円)。
どうやらEUCATURという会社はボアビスタ~パカライマ間は運行していないようです。
バスターミナルの中
ATMがありましたが、私のクレジットカードは相性が悪く、引き出し出来ませんでした。
座席はブラジル人仕様なので、幅が広く快適でした。車内はすごく寒いわけではなかったです。
休憩は1度だけでした。休憩で立ち寄った町で、カメラカバーをなくしてしまいました…。
2020年2月7日
午前5時過ぎ。
時刻通り、ボアビスタに到着。真っ暗だし何もすることがないので、7時までバス停で過ごします。
ボアビスタ~パカライマ間は「ASATUR」というバス会社を利用しましたが、窓口が開いていたので、ここでもチケットが買えたと思います。
6時40分ほどになると、パカライマ行きのバスが来たので乗り込みました。
バスは7時に出発し、1度休憩をはさんだ後、10時過ぎにブラジル国境の町・パカライマに到着しました。
パカライマ
”パカライマは治安が悪い”というように記載されているサイトなどが何件か見受けられましたが、パカライマは治安が悪いというよりも、「何もない町」。
一応バスターミナルの正面にホテルがあり、イミグレーションの近くにBanco do Brazilがありました。
バスを降りると、「カンビオ、カンビオ!」と叫ぶ人がたくさんいます。
Cambioとは”両替”という意味です(私もこの時覚えた)。
レートはあまりよくないのかもしれませんが、今後ベネズエラの通貨が必要になるので、ある程度は両替しておいたほうがいいかもしれません。
到着するバスに群がる両替人
両替人はこのパカライマのバスターミナルからベネズエラ国境の間にたくさんいます。
ちなみにブラジルレアルは、ベネズエラ側の国境の町・サンタエレナでも使えます。
まずは100mほど歩いてイミグレーションに行き、ブラジルの出国をします。
正面にはスーパーがあり、必需品を買うことが出来ます。
正確には、物資が乏しいベネズエラ人が、国境を越えて買いに来ている、というのが現状だと思います。
ブラジル側のイミグレーション
午前中は、ベネズエラからブラジルに向かう車が非常に多い。恐らく出稼ぎ。
ブラジルのイミグレーションで出国スタンプを押してもらい80mほど歩くと、ブラジルとベネズエラの国境があります。
そのまま300mほど歩くと、今度はベネズエラ側のイミグレーションがありますので、そこでベネズエラの入国審査を受ける必要があります。
※なおベネズエラに入国するには、事前に黄熱病のワクチンを注射し、証明書を所持しておく必要があります。
地図
国境モニュメント
数百m歩く
入国手続きは、このトラックのトレーラーの中で行われます。
中に入ります。
中の人にパスポートを見せると、その人は私のパスポートをめくりながらこう言った。
「VISAがないから君は入国できない。」
「( ゚Д゚)ハァ?(え、どうして…)」
みたいな顔をしていると、
「あ、君は日本人か。なら大丈夫だ。」
と言われた。どうやら中国人と間違えられたらしい。中国人はVISAがいるらしい。
私のパスポートにハンコを押してくれた後、日本語で「サヨナラ」と言われたので、私は「アスタラビスタ」と答えた。
(※アスタラビスタはスペイン語で「さよなら」の意)
するとトレーラーの中にいた誰かが、
「Hasta la vista, baby!」と言った。
う~ん、ターミネーターの影響は大きい。
ベネズエラは治安が悪いことで有名になってしまった国。
ここから目的地のギアナ高地に行くまで、幾度となく悪徳警官や軍人の荷物検査が待ち受っているんだろうな、と思いながら、まずはベネズエラに無事入国した。
ベネズエラへ
ということで、次回から『南米ベネズエラ編』になります。
つづく
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