圧倒的じゃないか!楽山大佛は。
2016年4月30日
チベット行きの列車は5月1日の夜出発なので、本日と翌日の晩までは自由に成都付近を観光することが出来る。
結局この日は午前8時半に起き、9時ごろにチェックアウトした。
車で空港まで送ってもらい、空港から市街地行のバスに乗った。
10時ぐらいにホステルに一番近いバス停と思われる場所で下車。そこから1kmぐらい歩けばたどり着けるだろうと思い、20分ほど歩く。その途中で旅行のお金をおろし、お腹がすいたので適当に食事した。
大体20分ぐらい歩いた。しかし一向にそれっぽい建物がない。
「… (´Д`)」
あまり時間を費やしても仕方ないので、近くにいたバイクタクシーにホステルの住所を見せる。
もちろんすべて漢字で(ここは武漢での教訓を活かす)。
どこにあるかよくわからんらしい。しかし私をバイクに乗せて連れて行ってくれた。
…しかし結局たどり着けなかった…。
仕方がないから10元払って降り、あとは自分で探すことにした。
他の人に聞いたりしながら歩いているとようやく見つかった。
バイクタクシーで乗せてもらったところから数百mだったのに…。
楽山の行き方
結局ホステルには11時過ぎに到着。チェックインした後、必要なものだけを纏め、楽山に行くことにした。
ホステルから少し歩いたところに28番のバスがあり、これに乗れば成都旅遊集散中心(新南門车站、成都バスセンター)まで行くことが出来る。地図はホステルでもらえた。
バスターミナルの中に入り、乗車券販売の列に並ぶ。
ちなみにこの時初めて楽山の発音が「Leshan」であることを知る。
値段は45元。無事乗車券を購入し列に並ぶ。
バスは12:30頃に出発。ガイドブックには約2時間で到着すると書いてあるので、14:30には到着すると思っていたのだが…
理由はよくわからないが、かなりのノロノロ運転、および急ブレーキを連発するドライバーで、結局15:30に現地到着。私の隣に座っていたおっさんもかなり怒っていた。
私もまいったなあ、と思いながらバスを降りる。
バスターミナルのすぐ向かい側に路線バスの停留所があった。
某ホームページによれば、このうち3番か13番のバスが楽山大仏まで行くらしい。
しばらく待っていると、13番のバスが来た。どこで降りればいいか調べてないので困ったが、欧米人みたいなのも乗ってきたので、彼女らが降りる所で自分も下車すればいいや、てな感じで乗っていた。
30分ほど走ると、いかにもそれっぽいところに近づいてきた。英語のアナウンスも流れていたので、降りる所が確信出来た。
バスを降り、券売の窓口で入場券を購入した。90元。
ということで入場したのは16時過ぎぐらい。
道なりに沿って階段を昇っていく。景色がどんどん良くなってきた。
階段を登りきったところで目にしたものは、
見よ!人がゴミのようだ ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
すげーデカい。これしか言葉が思い浮かばない。
牛久大仏といい勝負だ。でも牛久大仏はここまで間近で見れないので、こっちの方がすごい。
どうやら崖を下って降りるには、2時間ぐらいかかるようだ。仕方ない。あきらめるか。
ということで適当に探索してみる。
17時になった。すべてを見て回ったわけではないがもうそろそろ閉まるのかなと思って大仏の近くへ戻ってみると、なんと今まであった列がかなりなくなっているではないか。
これはひょっとして行けるんじゃないか!ということで並んでみる。
「…」
が結局は90分ぐらい並んで、私が崖まで行けたのは18:30頃になっていた。
並んでいる間は、「楽山大仏 世界遺産までの道のり」みたいなムービーが大スクリーンで映し出されていたのでそれを見ていた。
降りる時は大仏を見ながら少しずつ降りるので、暇はしないが、結構時間がかかる。30分ぐらい。
結局下まで降りると、再び別の階段で、上まで登るという仕組みである。
ということで時計を見ると、時刻は既に19:30前だった。さっさと楽山大仏から出てバス乗り場へ向かった。
某ホームページには
「行きは3路か13路のバスが楽山大仏に行き、帰りは3路のバスしか私が乗ったバスターミナルに行かない」
と書いてあったのでそれを信じて3路のバスに乗る。
が、全然違う場所(違うバスターミナル)に行っているようだ(;´Д`)。
(あとで調べると、某ホームページにはきちんと『3路と13路のバスは行き先が違い、13路のバスは、「肖坝旅游车站(肖壩旅游バスターミナル)」に停車し、3路のバスは「客运中心站(楽山バスセンター)」に停車する。そして。「肖坝旅游车站」と「客运中心站」は、全く別物』と書いてあった。つまり私のただの勘違いである…)
これはちょっとヤバいかもしれない。
ここで考えらえる方法は2つ。
1.上手くバスターミナルで下車が出来て、成都行のバスがあればそれに乗る。
2.成都行のバスがなければ、その日は楽山でホテルを探してそこに泊まる。
まあこの際多少の出費は仕方ない。
などと考えていると、バスが客运中心站(楽山バスセンター)という所に停まった。
ここだと思い、思い切って降りる。
どうやら降りた場所は間違いないらしい。しかし、近くにバスターミナルみたいなところが見当たらない。
「…(ヤバイ)」
と思ったが、とにかく適当に歩いてみることにした。
しばらくすると、バスターミナルみたいなものを見つけた。しかし鍵がかかっており、中には入れなさそうだった。するとおっさんが話しかけてきた。
おっさん「你想去哪里去」
何を言っているのか全くわからないが、適当に話しかけてみた。
オレ「Bus」
おっさん「No Bus. 最后一班公交车不再是成都的航班」
何を言っているのかわからないが、もうバスはなくなってしまったということはなんとなく理解できた。入口には鍵も閉まっていたし、恐らく本当のことを言っているのだろう。
無視するわけにはいかないし、でも中国語も話せないので適当にこう言ってみた。
オレ「成都(チェンドゥー)」
このあとよくわからんが、なんかOKみたいな雰囲気だったので、そのおっさんについていくと、車がたくさん停まっているところに案内された。どうやら相乗りタクシーらしい。
そこで「イーバイ」と言われた。
イーバイ?ああ、なるほど。100元のことか。
確かに行きが45元で3時間。帰りはそれより早く着いて100元ならば、特に問題ないなと思ったので、100元を払った。
ということで一応話はついたのだが、なかなか出発してくれない。見ればおっさんたちが「チェンドゥー、チェンドゥー」と叫んでいる。
ああ、なるほど。どうやら私の他に相乗りする人を探しているらしい。まあ確かに私一人だけ連れて行くのは乗せる側にしたら割高だし、逆にこっちも2人以上いた方が安全だし。
30分後ぐらい待っていると、ようやくもう一人成都に行きたい人が見つかった。
ということで、21時過ぎにようやく楽山出発である。
車は順調に走り、途中ガソリンスタンドに立ち寄ったのも含め、双流(成都の10kmほど手前)に11時ごろに到着し、1人降ろした。そこから私を成都に連れて行こうとしたのだが…
どうやらドライバーは私を成都の南側のバスターミナルに連れて行こうとした。
そこで私が地図を見せながら「こっちだ」みたいなことをやっていると、指を2本立てて、
「由于距离远,它从这里开始,支付额外20元」
何を言っているのかは全く解らないが、恐らく「ここからだと遠い。もう20元払え」と言っているのだろう。
流石に夜の11時にどこかわからないような所で降ろされるわけにもいかなかったので、こっちも必死に10元にしてくれという様なジェスチャーしたが、相手も譲らなかったので、仕方なく20元で了承した。
結局その場所から私の下車したかったところまで30分近くかかり、最終的に目的地に到着したのは午前0時前だった。変に争わなくて良かった。とは言え、あの状態から無事戻れてよかった。
ありがとう。名も知らぬ運転手。
運転手とは「バイバイ」と言って別れた。
ホステルに戻り、シャワーを浴びてさっさと寝た。
つづく
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