【ベネズエラ】南米ベネズエラ04 ギアナ高地ツアーにかかった費用まとめ

2020年1月30日～2月26日まで南米旅行に行ってきました。
この頃の南米は、新型コロナウィルスの感染者もおらず、何の影響も受けることなく旅行をすることが出来ました。

2020年2月8日

シウダードボリバルに到着。到着は午前10時。
サンタエレナから18時間かかったけど、到着時間自体はそれほど悪くない。

バスターミナルはいたって普通。これから空港に行って、ギアナ高地行きのツアーがあるかどうかを確かめに行く。
とりあえずバスターミナルには何があるのかなあと思ってちょっと歩くと、いきなり話しかけられた。

結論を先に言うと、彼が手配してくれたツアーに参加しました。

彼の名前はルベンという。

ちなみに、2020年2月時点におけるベネズエラの通貨、『ボリバル・ソベラノ(BsS)』の為替は、以下の通りでした。
１USD ＝ 78,000BsS

なお、このブログを書いている時点（2020年6月13日）では、1USD = 200,800BsS になっていました･･･。

ルベンの話を簡単にまとめると以下の通り。
「ベネズエラは5年ほど前から非常に景気が悪い。それに今は乾季なので観光客も少ない。観光客に出会ったのは2週間ぶりだ。
経済不況のお陰で、ベネズエラは非常にインフレになってしまった。数年前まではギアナ高地のツアーは400USドルぐらいで行けたんだが、今は数年前に起こったインフレのせいで、2泊3日で大体750USドルかかる。そしてその中には”セスナによるエンジェルフォール遊覧飛行”は含まれていない。もしセスナに乗りたいのであれば、カナイマの空港に行ってパイロットを捜す必要がある。大体250USドルほどかかる。
昔はシウダード・ボリバルから飛行機が飛んでいたが、今はもう飛んでいない。なので出発はプエルトオルダスからになる。なので早朝にシウダード・ボリバルを出発して、プエルトオルダス空港に行く必要がある。」

(※注意：ギアナ高地の玄関口であるカナイマという村は陸の孤島であるため、飛行機でないと行けません。)

地図

私がインターネットで調べた他人のブログでは、ギアナ高地ツアーは大体350～400USドルであり、その中にセスナ機での遊覧飛行も含まれていると書かれてあった。彼の言っていることが本当であり、数年前から料金が急激に上がったのかどうかは知らないが、今回私は事前予約もしていなければ、事前の情報収集も大してしていなかったので、彼の言っていることを信じるしかなかった。

なぜなら、日本からはるばるここに来るまでに、30時間以上の飛行機搭乗と2日間連続の夜行バス、特にベネズエラでの夜行バスでは何回もの軍人による検問を通過してようやくここに辿り着いたわけだから、ここまで来て『やっぱりやめる！』という訳にもいかない。
(まあ、こういうことを想定してお金を多めに持ってきていたというのもある。)

それにもし本当にルベンの言っていることが本当であれば、偶然にもこのバスターミナルで彼に出会ったことが、無計画だった私にとって非常に幸運な出来事だったかもしれないし･･･。

ということで彼の提案を受けることにした。
とは言え、さすがに750ドルは高いので、交渉して590ドルにしてもらった。

バスターミナルでお話

内訳は以下の通り
期間：2/9～2/11
・ツアー代(現地での案内、食事、ホテル2泊込み)　　　350USドル
・往復航空券(プエルトオルダス～カナイマ)　　　　　　　240USドル

まずは頭金として300USドルを支払う。
そして翌日残りの金額を支払う。

300USドルを支払った後、彼と一緒にホテルを捜しに行った。
1泊10USドルのホテルでWIFIあり。部屋も綺麗だった。
これから私の旅行の手配をするとのことで、彼と別れた。
彼と別れる前に、電話番号、メールアドレス、What’s app(LINEみたいなアプリ)を交換し、彼のIDカードを撮影させてもらった。

こんなホテル

こんな部屋

そのあと特にすることもなかったので、シウダード・ボリバルの町を観光に行った。
(これは次回)

数時間してホテルに戻ってきた。
シャワーを浴びてベッドで寝転んでいると、誰かがドアをノックしてきた。
開けてみるとルベンがいた。

彼が言うにはこうだ。
「すまないが予定変更だ。

まず航空券は240ドルではなくて、250ドルだった。これは俺が悪かった。

次に飛行機は翌日の2/9(日)には飛ばなくて、2/10(月)になり、帰りは2/13(木)になる。つまり現地でもう一泊する必要がある。現地には3日いるわけだから、350÷3で1日当たりの宿泊代は116ドルになる。これは俺は悪くない。

本当なら追加で116ドル払ってほしいが、少し気の毒なので、90ドルの追加でいい。

つまり、合計金額は、350 + 250 + 90 = 690ドルになるから、差額分としてあと 390ドル払ってくれないか？

心配するな。カナイマは非常に美しいところで、あなたが宿泊するホテルも非常にいいホテルだ。きっと戻って来たく無くなるはずだ！」
と言われた。

ちょっと納得いかないところもあったが、こちらとしてもどうしようもないので、それを受け入れることにした。

ただ、
「ちょっと高額だし、このホテルにもあともう1泊宿泊しなければならなくなったから、10ドル値下げしてくれないか？」
と言ったら10ドル値下げしてくれた。

ということで最終的な内約は以下の通り

期間：2/10～2/13
　　・ツアー代(現地での案内、食事、ホテル3泊込み)　　　　　440USドル
　　　※アルコール、カナイマでの遊覧飛行は含まない。
　　・往復航空券(プエルトオルダス～カナイマ)　　　　　　　　　250USドル
　　・シウダードボリバル～プエルトオルダスのタクシー代　　 400,000ボリバル(約6USドル)
　　・カナイマ国立公園入園料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　20USドル(これは現地で払う。)

ということで、もしよければ参考にしてください。
(インフレし過ぎちゃって参考にならないかも･･･)