【日本】山陰の旅 歴史の跡が残るまち、萩-はぎ-

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この日のベストショット

 

2020年8月末に対馬を訪れたあと、続けて山陰を旅行しましたので、その時のことを書きたいと思います。



元乃隅稲荷神社

もとのすみいなりじんじゃ。アメリカのニュース専門放送局・CNNが2015年(平成27年)3月に発表した「Japan’s 31 most beautiful places」(日本の最も美しい場所31選)の一つとして選ばれたことをきっかけとして、外国人を含む観光客の参拝が急増した神社。長い社名が外国人にわかりにくいという事もあり、2019年(平成31年)1月に社名が元乃隅神社に改名されたそうです。

神社から日本海側に見下ろした先には、断崖下の海蝕洞に荒波が打ち付ける度に海水が中の空気と一緒に吹き上がる現象が見られる「龍宮の潮吹」があり、神社の間に1987年(昭和62年)から10年かけて奉納された123基の朱色の鳥居が、龍宮から100メートル以上に渡り並んでいる。また、裏参道出口付近にある大鳥居の中央上部(高さ約4m)に設置された、「日本一入れづらい」とも言われる賽銭箱は、見事賽銭を投げ入れることが出来れば願いが叶うと言われている。

 

 

 

 

 

駐車場。元乃隅神社が有名になったのをきっかけに、急遽作ったそうです。

この頃はコロナの影響で観光客ほとんどなしでした。

 



行き方
JR山陰本線 長門古市駅からタクシーで約20分

(※約8km。とてもではないですが歩いては行けないです。また駅にロッカーはありません。)

 

 

 

駅前

 

行きは長門市から来たタクシー、帰りは古市タクシーで長門古市駅 ~ 元乃隅神社を移動しました。

共に2700円ほどかかりました。長門市から来たタクシー会社はICカードでの支払いOK、古市タクシーは現金払いのみでした。

 

コロナ前までは臨時バスを運行していたようですが、今は中止しているようです。

元乃隅神社には売店があるので、そこでタクシーを呼んでもらいました。

 

 

長門市
終着の長門市駅に到着。

 

 


「…」


何もすることがない。とりあえず近くの売店で昼食を取り、時間を潰すことにしました。
ちなみにここが安倍信三元首相の出身地らしいです。

そしてなんと翌日、安倍首相が辞任会見しました。
”私が現職の首相の出身地を訪れると、その翌日に首相が辞任する”という方程式が出来上がりました(笑)。

 

まさか、翌日辞めるとは…
 

 


仙崎
特に何もすることがなかったのでとりあえず行ってみました。
ただの路線つぶしです。

 

 

 

仙崎駅

 


再び長門市駅に戻ってくると、反対側のホームに「益田行」の列車が止っていました。


(なんでこの時間帯に益田行きの列車が停まっているのかな…)
と思いながら、近くにいた駅員に念のため確認すると、
「そうですね…、行きますよ。」
との回答。どうやら駅員さんもあまりよく知らない様子。

このまま長門市に長居しても仕方ないので、とにかく乗ってみることにしました。
すると無事に益田に向けて走り出しました。

 







萩(はぎ)に到着しました。正確に 言うと「東萩」です。こちらの方が町の中心らしいです。
駅で事情を確認したところ、近隣の学校行事の都合で今週だけ臨時便が走っている、とのこと。
なので時刻表にも載っていないのだとか…。

まあともかく、時間を有効的に使うことができたので非常にありがたかったです。
お陰で、本来だとほとんど素通りするつもりだった萩の町をゆっくり見ることができました。

駅前で自転車を借りて観て回りました。

 


萩は「吉田松陰」、「高杉晋作」、「木戸孝允」、「伊藤博文」、「山形有朋」、「桂太郎」などの偉人を多数輩出したところです。
当時の面影を残した古い建物が城下町付近で多数見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萩城址
関ヶ原の戦いに西軍の総大将に就いたことにより周防国・長門国の2ヶ国に減封された毛利氏が、広島城に代わる新たな居城として慶長9年(1604年)に築いた城。完工は慶長13年(1608年)だが、築城者である毛利輝元は、慶長9年12月に未完成のまま入城していた。

指月山の山麓にある平城(本丸・二の丸・三の丸)と山頂にある山城(詰丸)で構成されている。本丸の御殿は藩主居館と政庁を兼ねており、250年余りの間、長州藩(萩藩)の拠点であったが、明治7年(1874年)前年に発布された廃城令により櫓など他の建物と共に破却され、石垣や堀(水堀)のみが現存している。現存していた頃の姿は解体前に撮影された古写真で見ることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東光寺
国指定重要文化財。毛利家の奇数代藩主が祀られている毛利家の菩提寺。
萩藩主3代毛利吉就、5代吉元、7代重就、9代斉房、11代斉元の奇数代の藩主の5基と、それぞれの夫人の合計10基の他、側室など近親者20余基がある。また、重臣諸家の献上した石灯籠500基が並んでいる。

ここは最初から訪れようと思っていました。500余基の石灯籠は圧巻です。
町の中心から少しはなれたところに位置し、静寂に包まれてこのような景色を見るのは非常に幻想的でした。

 


 

 

 

 

 

 

夕焼けを見終わった後は、近くのスーパーで夕食を買って食べました。
そのあと、宿泊している人たちと一緒にお酒を飲んで、色んな会話をしました。
北海道から来ている人や、アルゼンチンで数十年暮らし、余生を日本で暮らしている方からも話を聞けて、非常に面白かったです。

こういうところが、のんだく、ゲストハウスの魅力ですね。

 

 

宿泊したゲストハウス




指月山、西の浜



おわり

 

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