【アルジェリア】アルジェリア紀行04 独特な街、ガルダイアでムザブの谷を堪能する

アルジェリア

2026年3月にアルジェリアに行ってきました。
いろいろなことが斬新で非常に価値のある情報を収集することが出来ましたので、ここでこのブログを読んでいる人に共有したいと思います。

 

 

 

●ガルダイア1日観光

2026年3月21日
この日はガルダイアの1日観光になります。
午前9時にドライバーがホテルまで迎えに来てくれました。
今日はガルダイアにある5つのコミュニティを回ります。
今回の旅で一番訪れたかった場所なのですが、事前知識はほとんどなかったです。

 

ガルダイアの町


 

 

 

●ガルダイア(ムザブの谷)
11世紀、イスラム教イバード派の信徒たちが迫害を逃れ、サハラ砂漠の荒野に築いた5つの要塞都市(プエブロ)の一つです。地形を活かした独自の都市設計がなされており、丘の頂点に立つ「モスク」のミナレットを監視塔とし、そこからパステルカラーの家々が同心円状に斜面を覆っています。この建築様式は、装飾を排した究極の機能美としてル・コルビュジエに強い影響を与えました。街には、複雑に入り組んだ迷路のような路地と、地下水路を巧みに使ったオアシスの灌漑システムが今も息づいています。数世紀変わらない伝統的な生活様式と、砂漠の過酷な環境を生き抜くための合理的かつ美しい建築知恵が詰まった世界遺産です。
ここガルダイアは、世界遺産という枠を超えて、建築やコミュニティのあり方として世界的に極めて特異な場所です。
※ちなみに以下の写真は5つの要塞都市を混合して掲載していますのであしからず。

 

 

 

 


●ガルダイアのポイント

◆「五都市(ペントポリス)」という特殊な構造
ガルダイアは一つの街ではなく、ムザブの谷にある5つの要塞都市の総称です。
各都市が小高い丘の上にあり、頂上に「ミナレット(塔)」を持つモスクが鎮座し、そこから同心円状に家々が広がるピラミッドのような形をしています。
この景観は、あの有名な建築家ル・コルビュジエにも多大な影響を与えたと言われており、近代建築のルーツの一つとも見なされています。

 

 

 

◆厳格な独自ルールと「生きた中世」
ここはイスラム教の中でも「イバード派」という非常に規律を重んじる人々が住んでおり、独自の自治ルールが今も生きています。

・写真撮影の制限: 人物(特に女性)にカメラを向けることは厳禁です。
・ガイドの必須: 観光客は公認ガイドなしでは旧市街(クスール)に入ることができません。
・服装: 非常に保守的な地域であるため、露出を控えた服装が求められます。

 

◆独創的な「水管理システム」
砂漠の真ん中で1000年近く生き延びるために構築された、地下水路や分配システムが今も機能しています。限られた水をいかに公平に、全世帯へ行き渡らせるかという「古代のアルゴリズム」が、物理的な石の構造物として街中に張り巡らされています。

 

◆独特な「白い装束」の女性たち
ガルダイアの女性たちは、片目だけを出して全身を白い布で覆う「ハイカ」という伝統衣装を纏っています。街中で白い布を被った人々が静かに歩く姿は、強い視覚的インパクトがあります。

 

◆スーク(市場)の活気
旧市街の中心にあるスークは、今も地域経済の中心です。ここでは有名な「ムザブ絨毯」や、砂漠ならではのスパイス、デーツ(ナツメヤシ)などが取引されています。観光客向けのお土産物屋だけでなく、現地の生活に根ざした商売がメインです。

 

 

 

 

 

この日は休日でしたが、いつもはここが賑わっているようです。

 

 

 

 

 

●ムザブの谷・五都市(Pentapolis)の名称
◆ ガルダイア (Ghardaïa)
五都市の中心であり、最も規模が大きい商業の街です。有名なピラミッド型の街並みと活気あるスーク(市場)があります。

◆ ベニ・イスゲン (Beni Isguen)
最も保守的で「聖なる街」とされています。夕暮れ時に行われる競売のスークが有名で、異教徒や観光客へのルールが特に厳格ですが、その分、中世の雰囲気が最も色濃く残っています。例えば日没後には異教徒は退去しなければならない、写真は一切禁止などのルールがあるため、必ずガイドの指示に従う必要があります。

◆ メルリカ (Melika)
ガルダイヤの隣の丘に位置し、かつては「黒人の街」と呼ばれていました。ここにある墓地からは、隣のガルダイヤの街を一望できる絶景ポイントがあります。

◆ ブヌーラ (Bounoura)
断崖絶壁の上に建つ要塞のような街です。他の街に比べて少し質素ですが、防御に特化した独特の景観を持っています。

◆ エル・アッテウフ (El Atteuf)
1012年に建設された、五都市の中で最古の街です。建築家ル・コルビュジエが着想を得たと言われる「シディ・ブラヒム・モスク」があるのはここです。

 

 

 

 

 

 

 

●感想および現地で学んだこと
前提知識ほぼゼロだったので、担当してもらったガイドからいろいろ教えてもらいました。

まず外国人が単独でカスバに入ることは禁止されており、必ず現地ガイドを伴って中に入る必要があります。そして現地ガイドと一緒に入ったとしても、よそ者がカスバ中にいるだけで、毛嫌いする人もいました。私がカメラを持っているだけで、私ではなく私に同行したガイドに対して文句を言っていました。このような傾向は若い人よりもご年配の方(古い地球人)に多く見られました。

そしてガルダイアに住んでいる人でさえ、自分の居住外のカスバには立ち入ることが出来ないそうです。
ということでこの日は2人のガイドにそれぞれ別のカスバを案内してもらいました。
そしてその一人はスーク(市場)までは案内してくれたのですが、街の中心部に関しては、「ここから先は私でも入ることが出来ない」と言われました。

また別の都市を観光している時に、ガイドから「どの町が一番印象的だったか?」と質問されました。
私が「ガルダイア」と答えると、そのガイドは「私はあまり好きではないです。彼らのコミュニティは極端で、アルジェリア人の私に対しても、よそ者ということでかなり冷たい扱いをされたことがある。」と話してくれました。
まあ人の考え方はいろいろあるとは思うのですが、現地に住んでいる人の考えをなるべく尊重したいですね。

 

 

 

カスバの入り口

 

 

 


5つのカスバのうち、ベニ・イズゲンは内壁が薄い水色で塗装されており非常にきれいでした。
ガイドいわく、薄い水色は蚊を寄せ付けにくい色だそうです。
「本当ですか?」と聞き返すと、「詳細は知らない、そう言われている」と言っていました。

 

 

 

 

 

 

この辺りは少し格式が高かったです。

 

 

 

夕食はガイドのお勧めでこれを食べました。

 

 

つづく

コメント

タイトルとURLをコピーしました